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【高校入試直前】 正答率1%の問題、どうする?

【高校入試直前】 正答率1%の問題、どうする?

2025.02.21

受験勉強

県立高校入試まであと13日。
中3生、いよいよラストスパートです。

勉強ナビでは、中3生に時間を計って過去問を解いてもらっています。
その際、ちょっと注意するように伝えている点があります。

正答率 1.0 % の難問

たとえば、令和6年度の数学で言えば、第3問の(1)ウ。
県教育委員会の資料によると、この問題の正答率は 1.0 % だったのです。

円錐の側面に沿ってかけた糸の長さを求める問題ですが、普通の中3生ではちょっと思いつかないような補助線を引いて考える必要があります。
勉強するときの素材としては良い問題ですが、入試までの時間が少なくなってきたこの時期、正直なところ避けたほうが良い問題です。

このほかにも、第4問の(3)イは正答率 1.7 %、第3問の(2)イは正答率 6.6% で、これらの問題は多くの受験生の合否には影響しなかったと言っても過言ではないでしょう。

「捨て問」を見極める

怖いのはむしろ、これらの難問に時間を割いてしまって、他の基本的な問題の計算ミスなどを見逃してしまうことです。

たとえば70点や80点を目標とする受験生にとって、正答率 10 % 以下の問題は、言葉は良くないかもしれませんが「捨て問」です。
目標が60点なら、正答率 30 % 以下の問題はパスしてよいでしょう。
ここに時間をかけるより、他の解けなければならない問題をミスなくきっちり仕上げることのほうがはるかに大事です。

もちろん、本番の試験中に各問題の正答率はわかりません。
なかには、難しそうに見えるけれど数値を代入すれば簡単に答えが出る、というような「見掛け倒し問題」もあったりします。
大問の後ろのほうにこういう問題が鎮座していることもあるので、はじめから諦めずにすべての問題を眺める必要はあります。

入試までの残りの期間、問題に対する選球眼のようなものを磨く勉強もしてほしいと思っています。
捨てるべき問題か、時間をかけても解くべき問題かを見極める力ということです。

とにかく基本問題の見なおしを

八戸下長校でも類家青葉校でも、中3生には何度もしつこく言っていることですが、数学は残り5分になったら必ず第1問の見なおしをしましょう。

青森県立高校入試の数学第1問は30年以上変わらず、たった1度の例外を除いて、配点43点です。
(1)のア~オが1つ3点で15点、(2)~(8)が1つ4点で28点、合わせて43点です。
※ ちなみに唯一の例外は平成18年度(2006年度)で、(8)に5点の作図問題があり、計44点でした。

1問当たりの配点が大きく

(1)ア  4-(-1)

みたいな問題にも3点が配されています。
ここでミスしたら泣くに泣けません。

県教の資料によると、この問題の正答率は 95.6 % 。
ということは、実際に 4.4 % の受験生がこの問題で3点を取り逃しているのです

普段の勉強では難問にアタックすることは非常に有意義です。
しかし、入試まで残り2週間を切りました。
入試本番での自分の得点を最大化するために、必要なことを必要な順にやっていきましょう。

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