2021.01.14
塾長からのメッセージ
青森県の高校入試・英語の特徴の一つとして、記述式の解答が多いことが挙げられます。点数換算で約4割が英語での記述解答。すべてを白紙解答にしてしまうと大きく点数を落とすことになってしまいます。
今回はこの記述問題に取り組む際に気を付けてほしいことに触れてみましょう。
一言で記述問題と言っても、いくつかの種類があります。
・整序作文(並べ替え英作文)
・自由英作文
・会話文補充
・和文英訳
・英問英答(長文読解)
※他に日本語による記述もあり
といった内容です。
それぞれにおけるポイントを確認してみましょう。
この2つに関しては、特に文法力がポイントになります。
和文英訳に関してはそれにプラスして語彙力も求められます。基本的な語の並べ方、語順をしっかりと身につけましょう。
整序作文には日本語が与えられておらず、最近では関係代名詞や分詞、不定詞などが含まれている問題もあり、決して解きやすいという問題ではありません。
3問出題されますが、出来れば2問以上の正解を目標としたいところです。
和文英訳に関しては、青森県入試で出されれる問題はレベルが高めに設定されている印象を受けます。令和2年度入試では2問のうち1問が基本レベルでしたが、その前の年までは2問ともにレベルが高めでした。接続詞を使う問題が1問は出題されており、それに伴って作成する文全体が長くなっています。
主語+動詞+接続詞+主語+動詞
という、接続詞を使った時の基本構造を抑えておきましょう。
まず考えてほしいのは、必ずしも難しい内容、表現を使わなくてもよいということです。
問題で出されるパターンとしては、表なども含めた本文の内容を参考にして書くものと、オリジナルで自分の考えを書くものとの2つがあります。どちらにしてもまずは決められた語数以上で相手に伝わる文を書くことが大切です。配点は6点と高めですが、その分ミスによる減点を防ぐことも必要。設問に合った内容で相手に伝わる文を書くことを心がけましょう。20語と聞くと多いと感じるかもしれませんが、そこまで身構える必要はありません。3~4文で十分届く量ですので、問題集の自由英作文の問題や過去問などを使って練習してみましょう。
このタイプの問題は、まず会話の流れをつかむ必要があります。
多くの場合は 質問 ⇒ 答え の内のどちらかを答えることになっていますので、一番目を付けてほしい部分は〔 〕の直前および直後の一文です。ただし、そこだけ読んで取り組むと他の問題に影響が出ることもありますので、全体の話の流れはつかむようにしてください。
・答えの文でYes/No を使って答えている
・答えの文が Because で始まっている
・時間が答えになっている
など、いくつかのポイントに気づくことが出来れば、あとはそれに合わせた文章を作成するのみ。文章作成に文法や語彙力が必要なことは和文英訳等と一緒です。総合的な英語力が得点につながります。
長文を読み、その内容に対しての英語での質問に英語で答える問題です。
長文では本文を先に全部読んでから解く、設問に先に目を通す、の両方が使い分けられているようですが、どちらも間違った方法ではありません。ですが、英問英答に関しては、必ず先に設問に目を通すようにしましょう。設問中に本文から何を探せばいいかのヒントが隠れているからです。ヒントを見つけることが出来たら、その前後から答えの箇所を探すのみ。答えは本文中のどこかから見つけることが出来るようになっています。
この形式の問題の記述の際の注意点は、
・動詞の形(時制/人称など)
・代名詞(it か themか/ he か they かなど)
になります。見直しの時間を取る時には、この2点には必ず注意を払いましょう。
記述式が多いと問題を解く前から身構えてしまいがちです。リスニングの問題にも記述問題が加わり、さらに日本語記述も含めると記述問題の総得点は全体の半分を優に超えます。ここの対策をしっかりしていなくては、目標点に届かずということになってしまいかねません。紹介してきた通り問題にはいくつかの種類がありますが、基本となる単語や文法をしっかりと押さえておき、あとはそれぞれの形に対応する練習を繰り返しましょう。
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