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【小学生】中学で活きる国語・算数・社会・理科の勉強法

【小学生】中学で活きる国語・算数・社会・理科の勉強法

2020.10.09

塾長ブログ

こんにちは。今日のテーマは小学生、特に4・5・6年生の主要4教科(国語・算数・社会・理科)の勉強法です。
4・5・6年の勉強は、中学校での勉強、さらにその先の高校入試に向けての大切な土台づくりになります。
ご家庭で保護者の方がお子さんの勉強を見る場合のヒントについてもお話しします。

国語

国語は、すべての勉強の基本となる教科です。
国語力がなければ、他の教科の成績にも影響してきます。
中学生になって、「数学や理科ができないのは、実は国語が原因だった」ということもよくあります。
ここでは、4・5年生と6年生に分けてお話しします。

国語(4・5年生)……まずは、読書・漢字・語彙

5年生までは、できるだけ多くの文章に接してほしいと思っています。
中学生や高校生を見ていると、国語(現代文)はさほど勉強しなくても初めから得意だというお子さんがいます。
そういうお子さんは例外なく、小さい頃から本をたくさん読んでいます。
もちろん中学・高校の勉強で挽回は十分に可能ですが、一方で小学校までの蓄積があれば有利になるのも事実です。

そして、大事なのが漢字と語彙です。
漢字や言葉の意味がわからなければ、文章に書いてあることは理解できません。

漢字が苦手なお子さんにも、いろいろなケースがあります。
読み方が覚えられない、「へん」と「つくり」が逆になる、いつも一画少なく書く、同じ読み方の違う字をあててしまう、など、一人ひとり間違いの傾向があります。
その傾向を把握して、注意して見ていくと良いでしょう。

また、勉強のやりかたも大事です。
ドリルで出てきた漢字をただ繰り返し10回20回とノートに書くのは、おすすめしません。
効率が良いのは、テストをして、間違えた問題を後日もう一度テストしてみることです。

● 漢字を覚えるだけでなく、テストをする。
● 間違えた漢字を、翌日もう一度テストする。
● 間違えた漢字をストックしておき、次の週(または次の月とか)にもう一度テストする。

ここまでできれば、漢字の定着度合いはだいぶ違ってくるはずです。
語彙については、知らない言葉が出てきたら辞書を引いて調べるという習慣をつけたいところです。
そして、時間があれば、その言葉を使った例文を作ってみると良いでしょう。

国語(6年生)……教科書に載っていない初見の長文読解問題を

6年生になったら、中学の勉強やその先にある高校入試を意識したいところです。
高校入試の国語では、教科書には載っていない初見の文章が出てきます。
勉強ナビでは、教科書準拠ワークとは別に、長文読解用の問題集も使用しています。

小学生を見ていると、学校の宿題や塾の教科書準拠ワークの問題で、本文を読まずにいきなり答えを書きはじめることがあります。
教科書にある文章だと、授業で中身を知っているので、覚えていることをそのまま書いてしまうのです。
これでは、答えの根拠を本文から探すような問題や、「○○を本文から書きぬきなさい」というような問題の練習にはなりません。
塾の授業では、必ず本文を読んでそこから答えを探すように指導していますが、普段の勉強できちんとできているお子さんは少ないかもしれません。

そこで、勉強ナビでは、教科書に載っていない文章での読解練習もしています。
ご家庭で練習する場合は、書店で教科書準拠でない問題集を購入されると良いと思います。
ただ、小学生向けの国語問題集は難しすぎるものが多いので、一番簡単なもの、あるいは解きかたの解説が多くて丁寧なものが良いでしょう。

もう一つ、漢字については、5年生までの漢字も含めたテストが有効です。
たとえば、「収める」「納める」「修める」「治める」の使い分け。
「収」と「納」は6年、「修」は5年、「治」は4年で出てきます。
6年の配当漢字だけでなく、5年までの漢字も含めた問題で、漢字力が高まります。
また、「収穫」、「納税」、「修学旅行」、「政治」といった言葉を知っていれば間違いませんが、逆に知らないと使い分けは難しくなります。
やはり漢字と語彙はセットで重要になってきます。

新しい文章に触れることで語彙力もついてきます。
そして、知らない言葉が出てきたら辞書で意味を調べることも大切です。

算数

高学年になると、算数でつまずくお子さんが増えてきます。
今後のことを考えると、どこでつまずいているかを早めに把握し、対処する必要があります。
ただ、苦手なところばかりやらせようとすると、算数や勉強そのものを嫌いになってしまいます。
そうならないように、バランスを考えた指導が大事だと思っています。

算数(4年生)……計算を速く正確に

4年生までは、とにかく計算力です。
1年生のたし算・ひき算に始まり、2年生でかけ算、3年生でわり算を習います。
そして、整数だけでなく小数や分数の計算が出てきます。
これらの計算は、算数・数学だけでなく、理科や社会でも、そして学校の勉強以外でも、今後ずっと使うものです。
中学の数学や理科では、途中で計算が必要になり、その計算結果を使って次を考える、という問題が増えていきます。
その際、計算でパワーを使い切ってしまい、そのあとを考えるところまでいかないという中学生が見られます。
計算は、時間や労力をかけずにできるレベルになるのが理想です。

そのためには、1つには計算練習の量が必要です。
そしてもう1つ、計算のしかたをチェックする必要があります。
実際に計算しているところを見ていると、いろいろもどかしい計算をしていることがあります。
最近は、1年生のときに学校で「さくらんぼ計算」で教えている場合が多く、それを否定はしませんが、高学年になってもそこから抜け出せないお子さんがいます。
できれば「13―7=6」のような計算は一瞬で出したいところですが、いきなり新しいやり方にしようとすると、自分の中にあった計算の流れが壊れてしまい、かえって時間がかかったり間違いが多くなったりすることもあります。
お子さんの様子を見ながら、時間をかけて徐々にうまく計算できるように持っていきたいところです。

算数(5・6年生)……「割合」と「速さ」を征服する

算数は、4年生と5・6年生で分けました。
理由は、算数は5年生から明らかに一段階、難しくなるからです。
最大の難所は、「割合」と「速さ」です。

これが完全に理解できれば、中学校の数学や、理科の濃度や密度なども楽になるのですが、なかなか難しいところです。
割合は「く・も・わ」、速さは「み・は・じ(は・じ・き)」で覚えているお子さんが多く、初めのうちはそれらを使いこなせれば良いと思います。

ただ、算数が得意なお子さんは、どこか早めのタイミングで、「くもわ」や「みはじ」から卒業してほしいと思っています。
「時速40kmで80km移動するのにかかる時間は、80÷40で2時間」
これを、いちいち「みはじ」の図をかいて、「み」が80で「は」が40だから…… と機械的にやらずに、感覚的に「80÷40」が出てくるのが理想です。
中学生でもこれができるのは少数派ですが、お子さんの様子を見ながら、根気強く一緒にやっていくことが大事です。

算数が得意でないお子さんは、「割合」と「速さ」で算数が嫌いになってしまうかもしれません。
いろいろ手を変え品を変え説明しますが、正直なところ、6年生のうちに理解できずに中学校に上がってしまうお子さんも少なくありません。
それでも、この時期に頑張ってやっておけば、いずれ理解できて問題が解けるようになる瞬間がやってきます。
国語の読書もそうですが、算数で「割合」と「速さ」について考えた時間も蓄積されて、のちに花が開くものです。

今は、算数に苦手意識(時に、敵対意識?)を持たせないようにしたいです。
まずは「割合」と「速さ」以外のところをマスターして、解ける楽しさを感じられるようにうまくかじ取りをしたいところです。

社会

国語と算数が長くなったので、社会と理科は短めにいきます。

社会(4・5年生)

5年生までは、「社会が苦手で困った」という声はほとんど聞きません。
普通に勉強していれば大丈夫です。
(もし困った方がいらっしゃったら、お問い合わせください。)
でも、中学に入ると「社会が苦手」というお子さんは毎年必ず出てきます。
その間にある6年生が分岐点になります。

社会(6年生)……歴史全体の流れをつかむ

6年生で初めて「歴史」が登場します。
6年生で発生する「社会嫌い」は、ほぼイコール「歴史嫌い」です。
中学校に上がると、1・2年のうちは地理と歴史が半々になるので、歴史嫌いは今のうちに治しておきたいところです。
歴史が好きなお子さんは自分でどんどん調べて覚えていくので、当面は大丈夫です。

歴史が嫌いになる理由は、「登場人物が多くて覚えられない」、「時代の順番がわからない」、「興味が持てない」など様々です。
有効な対策は、よく言われることですが、歴史の学習漫画を読むことです。
歴史は、6年生でひととおり学んで、中学校でそれを一段階深く学びなおして、高校の日本史・世界史でさらに深く学びなおすという構造になっています。
古い時代から新しい時代へ、同じことを3回繰り返すわけです。
小学6年の歴史は、初めて触れるのに、たった半年余りで全体を一気に学習することになります。
そのため、いま歴史全体の中でどのあたりを勉強しているかを見失って、知識がばらばらになってしまいがちです。
そこで、学習漫画などで全体の流れを把握したうえで、たとえば鎌倉時代はどのあたりなのか、意識しながら勉強すると、頭に入りやすくなります。

理科

理科は、4・5・6年まとめます。

理科(4・5・6年生)……その物の気持ちになって

理科が苦手というお子さんは、社会に比べれば少し早めに出てきます。
多いのは、「生きものが苦手」というケースと、いわゆる第1分野(物理的分野・化学的分野)がわからない、というケースです。
「生きものが苦手」については、教科書に印刷されているカエルの写真を見るのも嫌だ、というお子さんもいて、これは対応が難しいです…… が、テストではなんとかなるお子さんも多いです。
後者については、小学校では定量的な問題(計算を伴うもの)はほとんどないので、イメージを大事にすることです。
小・中・高とも、理科がわからないと言われたら「その物の気持ちになって」と言っています。
理科は、「なぜそうなるのか」を学ぶ教科です。
5年の「もののとけかた」だったら、食塩やミョウバンの気持ちになって、6年の「てこのしくみとはたらき」だったら、おもりや棒の気持ちになって考えると、なぜそうなるのかがわかりやすくなります。

もう1つ、中学校の理科のテストでは、問題が長文になる傾向があります。
小学校ではそれほどではありませんが、中学校の理科では、実験の内容や手順が事細かに記され、さらに実験の図や測定結果の表が並んで、膨大な情報の中から必要な情報を抜き取って考える力が求められます。
したがって、問題文を読み解く「国語力」も必要になります。
余裕があれば、科学者の伝記や科学に関する本も読んでみてほしいと思います。

まとめ

今年度(2021年1月)から、センター試験の後継「大学入試共通テスト」が始まります。
この共通テストは、大量の文章や図表を見て、短い時間で必要な情報を読み取り、問題の意図に合わせた答えを求める傾向があります。
今後、これに合わせて、全国の高校入試も変化していく可能性があります。
そのような入試に対応するためには、これまで以上に確実な基礎力と、物事をすばやく処理する力が必要になります。

小学生は大いに遊び、部活に熱中してほしいと思います。
しかし、同時に中学校の勉強やその先の高校入試も見据えなければなりません。
4・5・6年は学力の差も目立つようになり、好きな教科・嫌いな教科が分かれてくる時期です。
お子さんの得意不得意、趣味嗜好や性格なども考慮して、勉強のやりかたや環境づくりを含めた総合的な指導が大切になると考えています。

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