2026.08.20
ラジオ番組放送内容
2026年8月20日第637回の放送内容です。
今回のテーマは、小学生向けです。夏休みが残り約1週間ありますので、残りの夏休み中の勉強のヒントについて、私からお伝えしたいと思います。
今回は、学校の宿題以外に、夏休みにぜひ取り組んでほしい勉強についてお伝えします。
夏休みは学校の授業がありません。
だからこそ、普段の学校生活ではなかなかできない、1学期の総復習に取り組む絶好のチャンスです。
今回は、小学生の「算数」と「国語」について、夏休みにおすすめしたい勉強方法をご紹介します。
1学期の算数は、学年にもよりますが、比較的「計算」が中心だったのではないでしょうか。
だからこそ、
「1学期の算数は完璧!」
と言えるくらいまで仕上げておきたいところです。
算数が苦手なお子さんに、まずおすすめしたいのが、
教科書の問題をもう一度解くこと
です。
教科書には基本的な問題が多く掲載されており、例題などもあります。
そのため、特別な教材を用意しなくても、自分で復習しやすいというメリットがあります。
ここは非常に大切なポイントです。
保護者の方がお子さんと一緒に勉強できるのであれば、
1ページ問題を解く
↓
すぐに丸つけ
↓
間違った問題を確認
という流れで進めてみてください。
そして、間違った問題について、
「どうして間違えたのかな?」
「どこが分からなかったのかな?」
と、お子さんと一緒に原因を確認してみましょう。
よくある勉強方法が、
「5ページ、10ページまとめて問題を解く」
↓
「最後にまとめて丸つけ」
というやり方です。
一見、効率がよさそうに見えます。
しかし、これには大きな問題があります。
もし5ページ、10ページ解いて、たくさん間違っていたらどうでしょう?
見直すだけで疲れてしまいます。
「こんなに間違ってる……」
となって、もう一度やり直す気持ちもなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、
少し解く→丸つけ→直す
を繰り返すことをおすすめします。
勉強では、
「問題を解くこと」
だけに目が行きがちです。
しかし、本当に大切なのは丸つけをした後です。
間違った問題を、
「バツだった。終わり。」
にしてはいけません。
大切なのは、
「なぜできなかったのか?」
を考えること。
そして、
原因を把握する
↓
理解する
↓
覚える
↓
もう一度解く
↓
自分で解けるようになる
このステップを踏むことです。
「できない」を「できる」に変える。
これが本当の意味での復習です。
もう一つ、夏休みにぜひ活用してほしいものがあります。
それが、
1学期に学校で行ったプリント
です。
多くの学校では、夏休み前までに1学期のプリントが返却されていると思います。
皆さん、そのプリントはどうしていますか?
机の引き出しにバラバラになっていませんか?
それとも、きちんとファイリングされていますか?
もしまだ整理できていないのであれば、まずはプリントをまとめてみましょう。
そして、その中から、
「間違っている問題だけ」をもう一度解いてみてください。
実は、学校のプリントは、お子さんの1学期の学習状況を知るための非常に良い資料になります。
どこを間違えているのかを見るだけで、
「この単元が苦手なんだな」
「計算ミスが多いな」
「この問題形式が苦手なんだな」
ということが見えてきます。
私たちの塾でも、保護者の方に1学期のプリントを持ってきてもらい、夏期講習中に間違った問題の解き直しを行うことがあります。
間違った問題には、その子の苦手が詰まっています。
だからこそ、夏休みはそこをしっかり復習しましょう。
続いて国語です。
国語の勉強で、まず取り組んでほしいのが、
1学期に習った漢字の総復習
です。
国語力には、
など、さまざまな力が関係しています。
その中でも、小学生にとって漢字は非常に重要です。
特に漢字が苦手なお子さんは、この夏休みにしっかり復習しましょう。
漢字の復習方法として、手っ取り早く取り組めるのが、
教科書準拠の漢字ドリル
です。
書店には、学校で使っている教科書に合わせた漢字ドリルが販売されています。
こうした教材を利用すると、1学期に習った漢字を効率よく復習できます。
そして、漢字も算数と同じ。
1ページ解いたら、すぐ丸つけ。
間違った漢字があれば、
覚える→すぐテスト
を繰り返します。
「わざわざドリルを買う必要があるの?」
という方もいると思います。
もちろん、教科書を使って復習することもできます。
特におすすめなのが、
保護者の方が問題を出して、お子さんが漢字を書く方法
です。
例えば、
「『けいかく』って漢字で書いてみよう!」
「『けんこう』は?」
と、口頭で問題を出します。
お子さんは答えを紙に書きます。
これなら、親子でゲーム感覚の漢字テストができます。
保護者の方は少し大変かもしれませんが、一緒に取り組めるのであれば、とても効果的な方法です。
国語では、漢字だけではなく、
文章を読む力
も鍛えていきたいところです。
文章問題が苦手なお子さんには、まず教科書準拠の読解問題がおすすめです。
学校の教科書に出てくる文章を題材にした問題集なら、授業の復習にもなります。
読解問題の場合も、算数と同じです。
例えば、1つの文章問題が2ページあるなら、
2ページ解く
↓
丸つけ
↓
すぐ見直し
という流れにしましょう。
そして、小学生の読解問題では、できれば保護者の方も一緒に見直しをしてあげてください。
「この答えは、文章のどこに書いてあった?」
「どうしてこの答えにしたの?」
と、一緒に確認していきます。
読解問題は、ただ答えを覚えるものではありません。
「文章の中から答えの根拠を探す」
という練習が大切です。
一方で、
「学校の文章問題はだいたいできる」
「読解は得意!」
というお子さんもいます。
そういう場合は、教科書の内容だけではなく、
初めて読む文章の問題
に挑戦してみましょう。
書店には「文章読解トレーニング」など、さまざまな教材があります。
ポイントは、
学校の教科書では扱っていない文章を読むこと。
初めて見る文章を読んで、内容を理解し、問題に答える。
これを繰り返すことで、初見の文章への対応力を高めることができます。
こちらも、丸つけだけで終わらせず、親子で一緒に見直すことをおすすめします。
ここまで、算数と国語の勉強についてお話ししてきました。
でも、夏休みだからできる勉強は、まだまだあります。
小学生の場合、
「勉強の目標を作る」
ということも非常に大切だと思っています。
中学生や高校生であれば、定期テストがあります。
「次のテストで○点取る!」
という目標を作ることができます。
しかし、小学生は中学生や高校生ほど「テストの点数」を目標にする機会が多くありません。
そこで、小学生におすすめしているのが、
漢字検定や算数検定
です。
漢字検定や算数検定は、年間を通して何度か受検する機会があります。
そのため、
「次の検定に合格する!」
という具体的な目標を作ることができます。
私たちの塾でも、小学生には漢字検定や算数検定への挑戦をおすすめしています。
もちろん、
学校の授業をきちんと理解すること
が一番大切です。
そのうえで、
「目標に向かって勉強する」
という経験を小学生のうちから持ってほしいと思っています。
もし漢字検定や算数検定への挑戦を考えているのであれば、
夏休み中に対策を始める
のもおすすめです。
検定対策のドリルなどを1冊用意して、
「今日はここまで」
と計画的に進めてみましょう。
夏休みは、学校の授業がない分、普段よりも自由に時間を使うことができます。
だからこそ、
学校の宿題+1学期の復習+将来につながる目標
という勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。
小学生の夏休みは、ただ宿題を終わらせるだけではもったいありません。
算数なら、
教科書の問題を解く
→すぐ丸つけ
→間違いを確認
→理解する
→もう一度解く
国語なら、
1学期の漢字を復習
→テストする
→間違いを覚える
→もう一度テスト
そして読解力については、
文章を読む
→問題を解く
→丸つけ
→文章に戻って見直す
という流れを意識してみましょう。
さらに余裕があれば、
漢字検定・算数検定という具体的な目標を設定する。
これも非常におすすめです。
夏休みは、普段の学校生活ではできない勉強に取り組める貴重な時間です。
「宿題を終わらせる夏休み」から、
「1学期にできなかったことをできるようにする夏休み」
へ。
この夏、ぜひお子さんと一緒に、**「何をできるようにするか」**を考えてみてください。
一つでも「できるようになった!」が増えれば、それは大きな成長です。
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