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【八戸高・八戸北高・八戸東高・八戸西高+八戸高専】 志望校合格のため何を勉強すべきか/受験対策に強い八戸の塾が解説

【八戸高・八戸北高・八戸東高・八戸西高+八戸高専】 志望校合格のため何を勉強すべきか/受験対策に強い八戸の塾が解説

2021.04.08

青森県高校入試情報

4月になりました。
学年が上がって、新しい生活がスタートしています。
今回は、八高・北高・東高・西高のいわゆる進学校と八戸高専を志望する中3生のために、まずはこの時期、何をどのように勉強すべきかについてお伝えします。
中2生・中1生にも参考になるところがあると思います。

青森県立高校入試は「令和4年3月8日(火)」

令和4年度の「県立高校入学者選抜学力検査」は、3月8日(火)に行われます。
このブログの執筆時点(令和3年4月8日)からちょうど11か月後です。
私立高校入試は 2月9日(水)高専の入試は 2月13日(日)です。
まずは、これらの試験日を紙に大きく書いて部屋の目立つところに貼っておきましょう。

早めに受験勉強をスタートしよう

あと11か月。長いように感じるかもしれません。
しかし、今年の入試を受けた旧・中3生に聞くとみんな口をそろえて「あっという間の1年だった」と言っています。
「もっと時間がほしかった」「もっと早く受験勉強を始めていたら」という声もよく聞きます。
第一志望に合格したければ、このブログを読んだ今この瞬間から、気持ちを入れ替えて受験勉強に入ってほしいと思います。

県立高校は共通の問題 – 高専は全国の高専で共通

3月の県立高校入試は、すべての県立高校で同じ問題を使用します。
塾で話をしていて、意外に知らない塾生が多かったので書いておきます。
私立高校はそれぞれの学校で独自の問題をつくります。
そして、高専は全国の高専で共通の問題が出されます。

県立高校と私立高校は、(当然ながら)中学3年間で学んだ内容から出題されますが、高専は数学と理科の問題が特殊で、中学校の範囲からはみ出すような難問も出されます。
県立・私立志望の受験生は基本的に勉強のしかたは同じですが(どこまでやるべきかは異なります)、高専の受験を考えている人は、高専向けの特別な対策が必要になります。

八・北・東・西 – 合格には何点必要?

志望校合格に必要な点数はどれぐらいでしょうか。
勉強ナビで、塾生への説明や保護者面談などで使用している数字を紹介します。
学校で実施する実力テストで、最低これぐらいはとっていてほしいという点数です。

八戸(普通) 410
八戸北(普通) 390
八戸東(普通) 360
八戸東(表現) 350
八戸西(普通)330
八戸西(スポーツ科学) 300

もちろん、合否を分けるラインはその年の問題の難易度に大きく左右されますし、内申点も考慮しなければなりません
あくまでおおよその目安ということで捉えてください。
なお、高専は試験の問題が違うのでここには入れていません。

各教科、これから何を勉強すべきか

それでは、ここからは教科別に何を勉強すべきかについてまとめていきます。
実際の県立高校入試の問題は以下のリンクからダウンロードしてください。

令和3年度青森県立高等学校入学者選抜学力検査問題(青森県HP)
https://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/education/ac-sembatsu_2021.html

英語

まずは中2までの文法を完璧にする

4月のこの時期、八・北・東・西・高専志望の受験生がまずやらなければならないのは中2までの文法を完璧にすることです。
特に、「疑問文を見てその答えを書く」、逆に、「答えを見てその答えになる疑問文を書く」という練習をしてほしいです。

県立高校入試の [3] (1) は、電話での応答が成立するように、空欄に入る英文を書く問題です。
前後の文の意味を考えて、内容的にも文法的にも合う英文を入れなければなりません。
毎年、ここで苦戦する受験生が続出します。
(ちなみに、令和3年度の [3] は非常に易しいです。例年はこんなに簡単ではありません。)

また、 [4] (2) ような英問英答も出題されます。
本文の内容を把握するのはもちろんのこと、文法的に正しい、主語や動詞がねじれていない文を書く必要があります。
夏以降は長文読解の練習も始めますが、そのときになってから「一般動詞の疑問文ってどう書くんだっけ?」では遅すぎます。
正しい英文を書く「文法力」こそ、今のうちに身につけておくべきものです。

単語も頑張って覚える

10年に一度の指導要領改訂に伴い、今年度から中学校の教科書が新しくなりました。
5教科のなかでもっとも大きく変化したのが英語です。
文法では、今まで高校で習っていた「仮定法」などが中3に降りてきて、さらに中3の内容だった「現在完了」が中2に下がって、新中3生は習っていないのに習ったことになってしまっている、など文法で覚えることがかなり増えます

そして単語も、従来は3年間で1200語と言われていましたが、これがおよそ1.5倍の1800語に激増します
今年度の新中3生は、過去2年は旧・指導要領の教科書を使っているので、令和4年度入試からいきなり1800語覚えていることを前提とした出題になる可能性は低いとは思いますが、何が起こるかわかりません。
市販の単語集で良いので購入して、今から覚えはじめるべきだと思います。

長文対策も少しずつ

高校入試の問題をみると、長文が与えられてその内容を把握したうえで、読解問題・英問英答・英作文などが課されるのが基本です。
定期考査や中2までの実力テストとは形式が大きく異なることに気づくでしょう。
これはおそらく、中2までの文法や単語だけで長文問題をつくること自体が難しい、という事情もあるのだと思います。

中3になると実力テストの出題形式も入試に合わせたものになり、今までとは違った力が必要になります。
長文読解の対策は、中3で一気にやることになります。
英語が得意な中3生は、そろそろ長文読解の練習も始めたいところです。
逆に、まだ文法があやふやな中3生は、文法・単語を固めることに集中したほうがよいでしょう。

遅くとも夏までに、中3・一学期までの全内容をマスターしましょう。

数学

「できて当たり前」を当たり前にできるように

県立高校入試は例年、[1] の問題だけで43点の配点があります。
「小問集合」と呼ばれるもので、八・北・東志望の受験生であれば全問正解か「×1つ」、西高志望でも「×2つ」までには抑えたいところです。
八・北・東・西(+高専)志望の受験生なら「できて当たり前」のところです。

まずは解いてみてください。
中2までの範囲で解けない問題、ミスした問題があったら、焦ってください。まずいです。
受験で怖いのは、まわりが皆できている問題を落とすことです。
万が一、解きかたがわからない問題があったら、最優先で復習です。

応用問題 – ① 多くの問題に触れる ② できなかった問題を解きなおす

応用問題については、多くの問題に触れることと、できなかった問題は必ず解きなおすこと、この2つを意識してほしいと思います。
どの教科にも通じることですが、特に数学では大事なことです。
解けなかった問題は、まず解説を読み、それでもわからないところは先生に聞くなどして必ず解決するようにしましょう。
そして、時間をおいてから、本当に理解したか確認するために、同じ問題を解きなおしてみましょう

ただ、問題集の中にはとんでもない難問や、いまの時点では解けなくても良い問題などが含まれています。
また、志望校や目標としている点数によっては「やらなくてよい問題」というのも出てきます。
塾で質問を受けた際には、塾生の志望校や現在の点数、得意不得意や性格なども考慮して「今はやらなくてよい」という指示を出すこともあります。
一人で勉強する際は判断に迷うこともあるかもしれませんが、一つの問題に時間をかけすぎるのもよくありません
一旦離れて違う問題をやって、しばらくしてからまた戻ってくるなどしてみるとよいと思います。

国語

漢字・語彙・文法 – 知らないものは必ず調べる

漢字・語彙は国語の基本です。
言葉を知らない人が、本文を正しく読めるはずがありません。

テストや問題集で間違えた漢字を覚えるのは当然として、普段の勉強でもわからない単語、見たことのない漢字が出てきたら必ず調べる習慣をつけましょう。
紙の辞書でも、電子辞書やパソコンでもかまいません。
調べることを面倒くさがってはいけません。
日々の積み重ねが、やがて大きな差を生みます。

県立高校入試での文法の出題は1問か2問だけですが、やはり文法を知らない人は本文を正しく読めません
また、高校に行ったら古文の文法を学びますが、中学の(現代文の)文法がわかっていないと間違いなく苦労します。
八・北・東・西に行くのであれば、文法は絶対に必要です。
苦手な人は克服しておきましょう。

長文読解は定期的に

県立高校入試では、[4] が文学的文章、[5] が説明的文章、2問の長文が出題されます。
これについては、やはり多くの文章を読んで、多くの問題を解くことが必要です。
問題を解いたら、模範解答と自分の答案とどこが違うか、しっかり比べてほしいと思います。

一般に本を多く読んできた人は国語が得意と言われます。
そして実際にそういう人が多いです。
では、今から慌てて本を読んだら国語の点数が上がるかと言われると、なかなかそうとは言い切れません。
もちろん本も読んでほしいですが、効率よく点数を上げるなら、やはり問題を解くことです。
国語の長文問題はなかなかとっつきにくいものです。
「毎週日曜午前10時に1問解く」など、自分でルールを決めて定期的に少しずつ進めたいところです。

理科・社会

今は基本を確実に – 英数国が苦手ならそちらを優先して

勉強ナビでは、4月の時点で理科と社会の「一問一答問題集」を配布しています。
社会は一問一答形式を完璧にしていれば、それだけで50点はとれます。
逆に、用語の意味がわかっていないと、問題文に書いてあることすら理解できません。
まずは既習範囲の基本的な知識を正確に把握しておくのがよいでしょう。

理科も社会も配点は同じ100点ずつなので当然重要なのですが、英・数・国に比べたら、割と入試直前期の追い込みがきく教科です。
英・数・国は「積み上げ教科」とも言われ、一度つまずくと後が大変、挽回するのに時間がかかる教科です。

もし英・数・国の中に苦手教科があるのなら、今はその克服を優先すべきです。
ただし、理・社も学校で勉強している中3の範囲は、その都度しっかり予習・復習して完璧に仕上げていきましょう。

高専は数学と理科の「くせがすごい」

先述のとおり、高専の入試問題は全国の国立高専で共通の問題を使用します。
2月中旬の日曜日に実施され、5教科ともマークシート方式です。
受験を考えている中学生は、まずは高専のホームページを見てください

八戸高専ホームページ
https://www.hachinohe-ct.ac.jp/
入試過去問
https://www.kosen-k.go.jp/exam/admissions/kosen_navi.html

八戸高専のホームページによると、
「ものづくり」に興味を持ち、将来、優れた技術者として社会に貢献することに熱意を持った学生
を求める学校です。
レベルは、一般には八高と北高の間ぐらいとも言われますが、いろいろな面で普通の高校とは違った軸が必要になります。
よく調べたうえで選択してほしいと思います。

入試については、数学と理科はとにかく難しいです。
高専志望の塾生から質問を受けて説明する際には、中学数学の範囲でどうやって説明すべきか苦慮するような難問が多数見受けられます。
場合によっては高校数学の予習も必要です。
本気で考えるのであれば、学力の面でも志望理由の面でも、早めのスタートが必須の学校です。

目標をはっきりさせる

高校に行って何を勉強したいか、その先の将来に何をしたいか、その目標を持っている受験生は強いです。
目標がはっきりしていれば多少辛いことにも耐えられますし、勉強に向かうモチベーションが違います。

ただ、現実には将来やりたいことが決まっていない中3生のほうが多いと思います。
それならば、まずは高校のことを調べましょう
八戸市内にある高校を全部挙げられますか?
どんな高校があって、どんな学科があるか。
知らないという人は、ここがスタートラインです。

「点数がこれぐらいだからこの高校」で志望校を選んでもよいのですが、やはりあらゆる選択肢を知って調べ上げたうえで、「これを勉強したいからこの高校」、「ここが自分に合っているからこの高校」で選んでほしいと思っています。

県立高校入試まであと11か月。
自分の目標をはっきりさせて、それに向かって頑張っていきましょう。

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