2020.12.19
塾長からのメッセージ
高校では1つの教科を細かく分けた複数の科目を学習します。特に社会と理科は細分化されるため、文理選択や学校のカリキュラムによっては一度も学ばないままで終わってしまう科目が出てしまう可能性もあります。
そんな中、文系理系に関わらずどちらにとっても重要な科目が存在します。
英語です。
受験においては文理関わらずに多くの大学で受験必須。4技能試験の重要性もますます高まってきています。今回はそんな英語についてお話を進めていきます。
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大学受験を考えている皆さんにまず知っておいてほしいのが、日本の大学では受験の際に英語が必須科目にされていることが多いということです。これは文系理系に関わらずです。私立大学では3科目での受験が可能な大学も多いのですが、その際にも英語が受験科目に入っていることが多く見受けられます。
つまり、大学進学を考えた際には英語の対策は不可欠となります。(もちろん大学へ進学しないとしても英語を学んでおくことは将来に役立ちます)
大学は学問をする場です。英語で書かれた論文を読んで勉強しなければならないこともあり、英語の必要度は自然と高まります。それ以外の理由も含め入試でも重要科目の1つに据えられているようです。
英語を学ぶ目的はいろいろ考えられますが、大学入試を見据えた際には「長めの英文を読めること」がひとまずの目標となります。もちろんその後には「問題を解けること」が加わるのですが、読めない状態で問題だけ解けるようになるというのはかなり至難の業となるでしょう。
大量の英文を聞いたり、読んだりしながら自然と英語ができるようになるという方法論を聞いたことがあるでしょうか。母語を習得する際には文法など意識的に勉強せずとも使えるようになる、ということからシャワーのように英語を浴び続けようという学習法です。確かに効果はあります。ただし、限られた時間で他の科目も勉強しなくてはいけない皆さんには時間的な余裕がないことも確かでしょう。
そこで意識してほしいのが「単語」「文法」の2本柱の基本をおろそかにしない、ということです。ある程度の単語がわからないことには英語ができるようにならないのは想像できるでしょうが、「文法」も同じです。なんとなくで意味が取れてしまう場合もあり、軽く考えてしまう人もいるようですが、正しく意味を取れるようになるためには文法の習得は絶対条件です。
英文解釈とはいわゆる精読の一種です。文法の勉強では英語を使う際のルールを学びます。そのルールを用いて作られた文章を正確に1文ずつ読み取り、数文に渡っての内容を確実に理解しようとするのが解釈と簡単にとらえてみてください。
例えば、文法を学ぶときには「不定詞」「関係詞」「仮定法」など、それぞれのルールに付けられている名前を参考に学習します。
一方解釈ではそれらのルールが組み合わせて使われていたり、語法や構文が複雑になった文も登場します。それらを文法知識に照らし合わせて読み取る練習をすることになります。
この解釈をきちんと勉強したかどうかで長文演習の際に差が出てしまうといっても過言ではありませんので、最低でも1冊の参考書には取り組んでみましょう。
解釈の勉強を一通り終えたらあとは長文に挑みましょう。
その際、初期段階~仕上げ段階のどの地点にいるかでやり方を工夫できると良いです。
精読→多読の流れが一般的になりますが、難易度や語数、テーマ等によって分けられた多くの問題集が出版されています。さらに、過去に行われたセンター試験の問題なども一つの教材として使えますし、取り組めるものは無数にあります。
気を付けるべきことはこの段階から問題を解くという側面も生まれてくることです。読めているけど解けない、という人も一定数出てきてしまうことがあるため、どう解くか、の勉強も必ず行いましょう。その上で自分が苦手なタイプの設問をあぶり出し、そこに重点を置いて対策を継続しましょう。
英語は一つの言語です。お互いの言いたいことを伝え合うコミュニケーションが言語使用の大きな目的ですので、どのような文を読む際にもその文で伝えたい内容がどんなことかを意識して探しにかかりましょう。
大学入試レベルになると確かに難解な文は登場してきます。ですが、いきなりそのような高みに挑戦するのではなく、地道に一歩ずつ前を目指しましょう。
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