2025.03.10
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こんにちは、勉強ナビです。
3月6日(木)に県立高校入試がありました。これで、現中2生の受験まであと1年、現中1生はあと2年ということになります。
さて、小6生(新・中1生)の皆さんにとっても、今は中学生活に向けてしっかり準備をする大切な時期です。今回は、まもなく中学生になる新中1生の皆さんに向けて、中学校の勉強の進め方とその準備方法についてお話しします。
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現・小6生(新・中1生)は、4月から環境が大きく変わります。
勉強面でも、中学校の勉強は小学校の勉強の何倍ものスピードで進んでいきます。
中学校では、年に5回の「定期考査」(いわゆる定期テスト)があります。この定期テストの成績が通知票の評定に大きく影響し、高校入試の合格判定にも使われます。また、1年生の最初の考査でつまずいてしまうと、そのあとの挽回にはかなりの労力が必要になります。だからこそ、小学校で習ったことを今のうちにしっかり復習して、中1の学習に備えたいところです。
※ なお、近年は5月に考査を実施せずに「年に4回」の学校も増えています。その場合、1回あたりの試験範囲が広くなり、かつ評定に与える影響もさらに大きくなります。
5月の考査を実施しない中学校が増えています……
今回は、主に新中1生の皆さんに向けて、中学校の勉強がどうなっているかを説明します。
お兄さん、お姉さんがいる人は、直接聞いてみるのもよいでしょう。
国語・数学・英語の3教科は、だいたい教科書の順番どおりに進みます。
中学校の勉強の中でも特に重要なのが、数学と英語。この2つは「積み上げ教科」と呼ばれ、前に習った内容が理解できていないと、新しく学ぶ内容についていけなくなってしまいます。
たとえば数学なら、どの学年も教科書の第1章は計算のしかたを学ぶ内容です。
「正の数・負の数」(中1)、「式の計算」(中2)、「式の展開と因数分解」(中3)という単元です。
そして、第2章以降では第1章で習った計算を「当然できるもの」として使っていきます。
中1は「正の数・負の数」のあとに、第2章「文字の式」、第3章「方程式」と続きますが、前の章の内容がしっかり自分のものになっていないと、次の章の内容はなかなか理解できません。
だから、「第1章」でつまずいてしまうとそこから先の勉強がとても苦しくなってしまいます。
そして、ただ計算できるだけでなく、九九を唱えるようなスピード感で答えを出せなければいけません。
英語も同じです。
前の Lesson までで習った文法や単語は、次の Lesson では「当然覚えているもの」として出てきます。
例えば Lesson 1 で「but(しかし)」という単語が出てきて、Lesson 3 ぐらいでまた「but」が出てきたとき、「あれ、but て何だっけ?」ではまずいのです。
英単語が大事だという話は常にしていますが、本当に大事です。
2021年度の学習指導要領の改訂により、中学英語は一気に難しくなりました。これまで高校で学んでいた文法や単語がどんどん中学校の教科書に降りてきています。その結果、特に中1生は毎年とても苦労しています。
教科書でも、「小学校で習ったはず」として丁寧なフォローなしにどんどん新しい単語や文法事項が追加されていきます。小学校の英語では「聞く・話す」が中心で、「読む・書く」はあまりやっていないところも多いようですが、中学校ではテストで書けなければ点数になりません。不安がある人は、3月中にしっかり準備しておきたいところです。
社会と理科は進む順序が学校ごとに異なります。理科も教科書の順番通りではなく、生物、物理、化学、地学の4分野を順番を入れ替えて勉強します。
中学校の社会・理科は、進み方がちょっと複雑です。
社会は中1・中2で地理と歴史を交互に学び、中3の夏から公民に入ります。
社会の学習内容
・中1~中2 地理と歴史を交互に進める。地理は中2で全範囲終了。歴史は中2で明治時代ぐらいまで。
・中3 1学期は歴史の大正時代以降。7月または2学期から公民に入る。
地理・歴史のどちらから始めるか、またどのタイミングで歴史(または地理)に移るかは、学校によって異なります。
また、理科は教科書の順番どおりには進みません。
中学理科は、大きく4つの分野(物理・化学・生物・地学)に分かれます。
理科の学習内容(中1)
・(生物的分野)植物の生活と種類
・(物理的分野)身のまわりの物理現象
・(化学的分野)身のまわりの物質
・(地学的分野)大地の変化
今は、難しく考えなくてかまいません。
「なんか4つに分かれている」、それだけでよいです。
問題は、その4つの分野をどの順番で学習するかが学校によって異なることです。
ということで、社会と理科はどこから始まるか、新学期が始まってみないとわかりません。
したがって、もし予習するなら、数学と英語と漢字を中心にするのが良いと思います。
この3月から春休みにかけて、勉強ナビ八戸下長校・類家青葉校では、小6生を対象とした「中学準備講座」を開講しています。素晴らしい中学生活のスタートを切るために、小学校の復習と中学校の予習を始めませんか?
次回は、年5回実施される定期考査(定期テスト)についての話です。
高校入試はまだ先のことだと思っている人が多いでしょう。
でも、中1のうちからしっかり定期考査で点数をとっておかないと、中3になって行きたい高校に出願できなくなるかもしれません。
そのあたりの仕組みをお伝えする予定です。
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