2026.08.01
日々の勉強
こんにちは、勉強ナビです。
先日の保護者面談で、「勉強は知識の総力戦」という言葉が出ました。
まさにその通りだと感じました。
勉強というと、「数学なら数学」「英語なら英語」「国語なら国語」というように、それぞれ別々のものとして考えがちです。
しかし実際には、一つの教科だけの力では解けない問題がたくさんあります。
問題文を正しく読み取る読解力が必要になることもあれば、日常生活で身につけた一般常識や経験が、正解へたどり着く助けになることもあります。
ある知識が、一見すると関係のない遠いところにある知識とつながることで、初めて問題の意味が理解できたり、答えを導けたりすることがあります。
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最近の中学生を見ていて感じるのは、語彙力の不足です。
もちろん以前から個人差はありましたが、ここ数年は「言葉そのものを知らない」という場面が増えてきました。
例えば問題文に出てくる言葉の意味が分からず、問題を読み違えてしまうことがあります。
数学でも「以上」「未満」「3割引き」「時速40km」といった言葉にピンとこなければ、計算する以前につまずいてしまいます。
理科では実験の説明や現象を表す言葉、社会では歴史や地理、公民の用語など、「知らない」言葉が増えるほど、内容を理解することは難しくなります。
英語も同じです。
英文を読むには英単語だけではなく、日本語の意味を正しく理解していることも必要です。
英作文でも、日本語で言いたいことが整理できなければ、英語にすることはできません。
教科は違っても、土台には「言葉」があります。
つまり、「知らない」言葉が増えるほど、勉強は難しくなってしまうのです。
もう一つ感じるのは、共通知識や日常経験の差が大きくなってきたことです。
以前なら何となく知っていた出来事や季節の行事、身近な社会の話題を知らない生徒も珍しくありません。
問題文には、教科書の知識だけではなく、日常生活の経験や社会への関心が前提になっているものもあります。
例えばニュースで見聞きした言葉、家族との会話で出てきた話題、旅行や買い物の経験なども、実は勉強につながっています。
こうした知識がある生徒は問題文をイメージしやすく、内容も理解しやすくなります。
逆に、「知らない」ことが増えるほど、一文一文を理解することが難しくなってしまいます。
「語彙力を付けるには読書が一番ですか?」と聞かれることがあります。
もちろん読書はとても効果があります。
ただ、それだけではありません。
家族との会話、ニュースを見ること、新聞の記事、興味を持ったことを自分で調べること。
こうした日常の積み重ねも、立派な知識になります。
「これはどういう意味だろう」
「初めて聞く言葉だな」
そう思ったときに調べる習慣がある生徒は、少しずつ「知らない」を減らしていくことができます。
知識は、一日で身につくものではありません。
毎日の積み重ねが、大きな差になっていきます。
勉強ナビでは、語彙力を伸ばすことも大切な学習の一つと考えています。
それは、国語の点数だけを上げるためではありません。
数学の文章題を正しく理解するため。
理科や社会の教科書を読みこなすため。
英語で日本語の意味を正しく理解するため。
そして、高校入試やその先にある大学入学共通テストで、長い問題文を読み切るためです。
私たちは、「知らない」という状態を少しずつ減らしていくことが、すべての教科の土台づくりにつながると考えています。
そのため、普段の学習でも、言葉の意味を確認したり、知識を広げたりすることを意識しながら指導しています。
夏休みは、学校の授業が一度止まる貴重な時間です。
だからこそ、新しい内容を急いで進めるのではなく、秋以降に伸びるための土台をしっかりつくることが大切です。
勉強ナビでは、この夏、語彙力や英単語など、全教科の土台になる力を伸ばすことにも力を入れています。
英単語は英語だけの勉強ではありません。
語彙力も国語だけの勉強ではありません。
一つひとつの「知らない」が「知っている」に変わることで、教科を越えて理解できることが少しずつ増えていきます。
勉強を難しくしている原因は、「考える力」が足りないからではなく、「知らない」ことにある場合も少なくありません。
この夏、一つでも多くの「知らない」を減らし、これからの学びの土台を一緒につくっていきたいと思います。
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