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5月の考査がない!/ 市内24中学校の年間行事予定表を調べました

5月の考査がない!/ 市内24中学校の年間行事予定表を調べました

2025.04.10

テスト勉強

こんにちは、勉強ナビです。

近年、八戸市内の中学校において、従来5月中旬に実施されていた一次考査がなくなるケースが増えています。今回は、八戸市総合教育センターのホームページに掲載されている年間行事予定表をもとに、八戸市内24中学校の定期考査の回数と実施時期をまとめてみます。

【八戸市内24中学校】 1 第一中学校 / 2 第二中学校 / 3 第三中学校 / 4 長者中学校 / 5 小中野中学校 / 6 江陽中学校 / 7 湊中学校 / 8 白銀中学校 / 9 白銀南中学校 / 10 鮫中学校 / 11 南浜中学校 / 12 根城中学校 / 13 白山台中学校 / 14 下長中学校 / 15 北稜中学校 / 16 是川中学校 / 17 三条中学校 / 18 明治中学校 / 19 市川中学校 / 20 豊崎中学校 / 21 大館中学校 / 22 東中学校 / 23 中沢中学校 / 24 島守中学校

市内24中学校の定期考査の予定を調査

従来は、多くの中学校で年間5回の定期考査(1学期に2回、2学期に2回、3学期に1回)が一般的でした。

  • 1学期:5月中旬~下旬(一次考査)・6月下旬(二次考査)
  • 2学期:9月下旬(三次考査)・11月中旬~下旬(四次考査)
  • 3学期:2月(五次考査、中1・中2)

しかし近年、このかたちが大きく変わってきています。

過去2年で進んだ「年4回化」

今から2年前、令和5年度の時点では、ほとんどの中学校で年間5回の定期考査を実施していました。

しかし、令和6年度に多くの中学校が5月の考査をやめて、6月・9月・11月・2月の年間4回になりました。

【令和6年度時点の定期考査回数】
● 5回: 6校(第三中、長者中、江陽中、湊中、市川中、大館中)
● 4回: 14校(八戸市内の過半数)
● 3回: 4校(南浜中、白山台中、三条中、豊崎中、この4校は9月の考査もない)

そして、令和7年度になってこの傾向がさらに進み、年間5回の定期考査を予定しているのは湊中1校のみとなりました。

【令和7年度の定期考査回数】
● 5回: 1校(湊中)
● 4回: 18校(第三中、長者中、江陽中、市川中、大館中が5回から4回へ)
● 3回: 5校(島守中が年4回から年3回へ)

なぜ5月の考査が減っているのか?

正式に理由が示されているわけではありませんが、いくつかの要因が影響していると考えられます。たとえば、全国的に評価制度の見直しにより「観点別評価」が導入され、定期テスト以外の日常の授業や提出物、小テストなどが重視されるようになっています。

また、学校行事との兼ね合いもあるでしょう。特に、近年では夏の暑さを避けるため、かつては夏休み明けに行われていた体育祭が一学期に前倒しされるケースも見られます。これらの影響が重なり、5月の考査実施が難しくなっている可能性があります。

テストがない=勉強しなくてよい、ではない

さて、定期テストがない月だからといって、勉強を休んでよいということではありません。むしろ、観点別評価の導入により、日常の授業態度や提出物、小テストなどが通知表に大きく影響するようになっています。

テストの回数が減る分、1回のテストの比重が重くなり、また普段の学習姿勢が評価対象になる機会も増えています。

また、当塾最寄りの中学で言えば、第三中では5月30日(金)に「基礎学力テスト」、下長中も5月下旬に「基礎コンテスト週間」が予定されています。これらはおそらく定期考査に準じる扱いになると思われるので、しっかりとした対策が必要です。

忘れちゃいけない夏季大会

5月の考査がなくなり、新たに「一次考査」となるのが、6月下旬の考査です。多くの学校で6月最後の金曜日(6月27日)に設定されています。

ここで忘れてはならないのが、6月14日(土)~16日(月)の「三八中体夏季大会」です。

この大会に向けて、5月に入ると部活動は時間延長がかかり、運動部の中学生は部活中心の生活になりがちです。しかし、大会が終わると一次考査まで10日ほどしかありません。

はっきり言って、この10日だけ頑張っても限界があります。すなわち、4月・5月のうちから、習ったところをその都度しっかり固めておかないと間に合わないということです。

部活で忙しく疲れている時期ですが、その時期こそどれだけ頑張れるかが成績に大きく影響してきます。

勉強ナビの対応方針

当塾では、こうした変化を踏まえ、以下のような指導方針を取っています。

  • 4月・5月は習ったところの基礎をその都度しっかり固める
  • 学校行事や部活動で忙しい中でも、計画的な学習習慣を崩さない
  • 夏季大会後のテスト週間で一気に得点力を高めるための土台づくりを行う

特に重点を置くべきなのは、積み上げ式で定着に時間がかかる英語と数学です。

中2・中3は、英語のLesson 1は、前の学年の文法事項の復習になっています(中2は未来形、中3は現在完了形)。

中1は、当ブログでも再三触れていますが、2021年度の学習指導要領改訂で、文法事項も覚えるべき単語・表現も大幅に増えています。

数学については、どの学年も計算分野が中心で、二学期以降の学習も踏まえて「速く正確に」処理するため、計算練習の分量が必要となります(中1は正負の数、中2は文字の式、中3は展開と因数分解)。

内容を理解したうえで、すばやく答えが出せるように「量をこなす」勉強も必要になる単元が並んでいます。早めのスタートでしっかり準備したいところです。

まとめ:スケジュールに流されず、自分の学習を主体的に

テストの有無にかかわらず、日々の授業や家庭学習の積み重ねこそが、確実な学力に直結します。5月に定期テストがないからこそ、今の時期をどう過ごすかが今後の成績や学習のリズムに大きな影響を与えるでしょう。

今回は定期考査の回数を取り上げましたが、これに限らず、小学生・中学生・高校生を取り巻く環境はここ数年で大きく変化しつつあります。

勉強ナビでは、変化する時代にも柔軟に対応しながら、塾生一人ひとりが安定して成果を出せるよう、これからも継続的にサポートしてまいります。

追記

4月5日に公開したブログ「年に5回の『定期考査』って何?」ですが、年5回組が圧倒的少数派になってしまったので、書き直さなければならないでしょうか…… とりあえず、時間があるときに考えます。

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