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学年別・4月の学習ポイント ~中学数学編~

学年別・4月の学習ポイント ~中学数学編~

2025.04.12

日々の勉強

こんにちは、勉強ナビです。

新学年がスタートし、「さあ頑張ろう!」という気持ちと同時に、「このペースについていけるかな…?」と不安も入り混じる4月。特に数学は、最初の単元でつまずいてしまうと、その後の内容がすべてわからなくなることもある教科です。今回は、中1~中3のそれぞれの学年に合わせた4月の学習ポイントをまとめました!


はじめに 4月は“基礎の土台作り”が勝負!

どの学年にとっても、4月は「基礎の定着」がとても大切な時期です。春休みの勉強量や理解度には個人差があり、授業のスピードもどんどん加速していきます。

特に数学は、中1「正の数・負の数」、中2「式の計算」、中3「式の展開と因数分解」というように、今後の勉強の基礎になる”計算のしかた”が中心になります。

この時期に計算のしかたをあやふやなままにしてしまうと、二学期以降の授業についていけなくなってしまう…なんてことにも。だからこそ、今のうちに“つまずきの芽”をしっかり摘んでおくことが大切です。


【中1】 「正の数・負の数」 速く正確に解く

◎ 正負の数が中学数学の第一関門

中1で最初に習うのは「正の数・負の数」。この単元は、ゆっくり丁寧にやればできる中学生が多いです。ただし、① 計算ミスが多い、② 解くのに時間がかかる などの理由で、テストでは点数が伸びない人も出てきます。

◎ このあとの学習の前提になる大事な単元

この「正の数・負の数」は、あとに続く「文字の式」「方程式」「比例・反比例」など、すべての単元に関わってくる基礎中の基礎です。ここで「符号のルールがあいまい」「計算に時間がかかる」状態のままだと、あとの単元で必ず苦労することになります。

まずは「速く正確に」解けるようになるまで、基本問題を何度も繰り返すこと。丁寧に途中の計算も書いて確かめながら身につけていきましょう。


【中2】 「式の計算」 小学算数と中1の内容も問われる

◎ 文字式の扱いに慣れる

中2の第1章「式の計算」は、以下の2つの部分に分かれます。

  • 第1節:式の計算(文字式の加減・乗除、多項式の計算)
  • 第2節:文字式の利用(数量の関係を式で表す、文字を使って説明する)

第1節では、文字式の計算のしかたを学びます。ここは計算なので、中1のときと同様、丁寧に繰り返し練習して「速く正確に」計算できるようにしたいところです。

◎ 大変なのは「文字式の利用」  割合・速さ・面積・体積・円も要復習

さて、大変なのは後半の「文字式の利用」です。

偶数と奇数の和は奇数になります。
その理由を、文字式を使って説明しなさい。

というような問題ですが、ここは理解のスピードにはっきりと差が出てしまうところです。

「m、nを整数として、偶数を2m、奇数を2n+1で表す」という考え方をどう定着させるか。学ぶ側にも教える側にも根気と工夫が必要となる単元です。

また、割合や速さ、面積と体積、円・おうぎ形など、小学校の算数の理解度も問われます。苦手だった人は早めにスタートして挽回しましょう。


【中3】 「式の展開と因数分解」 受験の土台はここから!

◎ いよいよ受験学年!スタートが肝心

中3は「式の展開と因数分解」からスタートします。ここは受験の基礎になる重要な単元です。また、ちょうどいま新・高1生が勉強している「数学I」の最初の単元にもつながる数学の基本です。

◎ 因数分解は展開の逆

展開と因数分解は逆の計算になります。
展開は (x+2)(x+3) の形の式をばらして x^2+5x+6 の形にすること。
因数分解は逆で、 x^2+5x+6 の形を (x+2)(x+3) の形にすることです。

◎ 実践アドバイス

展開の方は、決まった手順に従えばできます。問題は因数分解で、展開の公式をある程度自由自在に使いこなせる状態になっていないとできません。

因数分解は「パターンを見抜く力」が必要です。問題を見て、どの公式を使うか、どの公式を組み合わせるか、判断できなければなりません。そして、その計算が正確にできなければテストの点数につながりません。

速さと正確さを身につけるために、ここは頑張って計算の「量」を増やして対応したいところです。


【これ本当に大事!】 こまめに答え合わせを!

これは数学に限った話ではありませんが、とにかく答え合わせはためずにこまめにすることが大事です。

【理由1】 間違いをすぐに修正できるから

間違ったやり方のまま何問も進めてしまうと、その間違いがクセになります。すぐに答え合わせをすれば、自分のミスに気づき、その場で正しい考え方をインプットできるのです。

【理由2】 「自信」や「感覚」がその場で積み上がる

こまめに正解を確認できると「合ってる!」という達成感が得られ、それが学習のモチベーションになります。逆に答え合わせをためすぎると、「全部間違ってた…」という挫折感につながってしまうことも。

【理由3】 計算分野では特に「思い込みミス」が多発する

「-と-を足すとどうなるんだっけ?」など、基本のルールを忘れたまま進んでしまうと、思い込みでどんどんズレていきます。こまめに答え合わせをしていれば、計算のルールも自然と頭に入ります。


まとめ 4月の一歩が、一次考査の成績に直結します!

4月はどの学年にとっても、その後の学習の「土台」となる単元が目白押しです。中1は正負の数を“速く正確に”処理する力を、中2は文字式や割合・速さといった応用への対応力を、中3は展開・因数分解といった高校数学にもつながる基本をしっかり固めましょう。

そして全学年共通で言えることは、「こまめな答え合わせ」と「丁寧な計算の積み重ね」が成果を決める、ということ。毎日の小さな習慣が、テスト本番の自信や結果につながっていきます。

新学期のこのタイミングで、正しい勉強法と向き合い方を身につけておけば、一次考査での成績アップも確実に狙えます。焦らず、一歩ずつ。今の努力が、未来につながります。


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