2020.12.09
八戸下長校
12月5日(土)16:30より2時間に渡り入試特別対策として国語『読解問題対策』を実施いたしました。この入試対策は普段の個別形式ではなく集団授業で行い、受験を迎える3年生が2時間にわたり説明的文章・小説の両方についての解き方を学習、ここから入試に向けての勉強の方法論についても確認しました。
高校入試で必要とされる国語の力は主に
・知識力
・読解力
・思考・表現力
の3つです。
今回はこの中でも、読解問題を解く際のポイントや自分で読解問題に取り組んだ後の勉強方法についてを中心にお伝えしています。
知識力という言葉を使いましたが、高校入試において必要な知識は主に「漢字」と「文法」です。この2つを合わせて青森県ではおよそ15点ほどになっています。これらの問題、特に漢字に関しては当然ですが「知らなければ書けない」という特徴があります。文法は考えて解くことが可能な場合もありますが、漢字は覚えていなければなかなか対応は難しいです。普段から国語の勉強の際には一定時間を割いてよく出る漢字を書けるようにしておきましょう。
青森県の高校入試において、読解問題は全体のおよそ半分の点数を占めます。この部分で点数を落としてしまうと思ったより大きな差となってしまうこともあるため、正しく対策し、少しでも高い得点に結びつけるようにしましょう。
読解問題を解く際に意識してほしいのが、「答えの根拠は必ず本文の中にある」ということです。50語を超える記述式の解答であっても4択形式の問題であっても、どちらも本文に書いてあることが答えにつながっています。自分の考えのみで答えてしまう癖がついている時には、必ず本文中に根拠を求めるような勉強に切り替えましょう。
読解問題を解く際、いきなり本文を最初から読み進める場合もあると思いますが、設問に先に目を通す方法を使うことも効果的です。設問と、いくつかの設問において提示されている要旨部分には、本文のどこを見ればいいかの大きなヒントが隠されています。そのキーワードを本文から探し出し、その部分から答えを導きだそうとすることで時間の短縮にもつながります。
答えの根拠を見つけることができれば、最後に必要となるのは文章作成力です。文章作成といっても、「本文中の必要ない部分を削り、つなぎ言葉をうまく使い、本文内で書かれている前後を逆にする」などの方法論を用いて答えに合うように書き換えることができれば大丈夫で、自分で一からすべてを作成するわけではありません。記述式の問題を練習する際には本文と解答を見比べ、本文の内容をどのように書き換えてあるかを学習するようにしましょう。その際、ただ色ペンで答えを書き写すだけではなく、自分で同じような解答を作れるようになったかどうかまでを確認するのがポイントです。
文章を読んで正確に読み取る力、自分の言葉で咀嚼する力はすべての科目に役立ちます。高校入試はもちろん、その先の大学入試以降を見据えてもますます大切な力となってきています。正しい勉強を心掛け、確かな読解力強化を目指しましょう。
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