2022.01.29
類家青葉校
今日・明日の2日間、大学入学共通テストの追試験が行われています。
追試験を受験している全国の受験生の皆さん、自分の力を最大限に発揮できるよう陰ながら応援しています。
今年(2022年1月15日・16日)の共通テスト本試験は、東京・弥生の事件に始まり、土曜日の深夜に鳴り響いた津波注意報、「数学I・A」の異常なまでの難化、そしていま話題になっている問題流出騒動と、とんでもない出来事が立て続けに起こりました。
新型コロナウイルス・オミクロン株の感染者も増えており、そのために今日・明日の追試にまわった受験生もいることでしょう。
「数学I・A」の問題については、全国の受験生、受験関係者から非難の声が上がっているとおり、受験生の数学の力を見るための試験として相応しいものだったのか、甚だ疑問です。
誤解を恐れずに言えば、解いていてまったく面白くない問題でした。
数学的な思考より、大量の問題文を読む、書かれている情報を処理する、太郎さんと花子さんの誘導に寄り添う、かけ算・わり算の筆算をする、といった些末なことに多くの時間をとられるうえに、とにかく分量が多く、とても70分の試験とは思えないものでした。
平均点はセンター試験時代を含む歴代最低の40点前後と見られ、38万人の「I・A」受験生を不必要に惑わす悪問だったと、個人的には思っています。
あの試験で打ちのめされて、その後の「数学II・B」や「理科」にも影響が出た受験生も少なくないはずです。
ただ、それも受験だと言われればそれまでです。
特に大学入試センターが意図してこのような問題をつくっているのであれば、来年度も傾向は変わらないと思われます。
これだけの批判を受けて、さすがに問題の分量は多少減らしてくるとは思いますが、それでも「太郎さん花子さん」をはじめとする根幹部分は意地でも変えないでしょう。
受験生としては不満を飲み込んで、傾向に合わせて対策をしていくしかありません。
ということで、青葉校では一部の高2生にはさっそく今回の共通テストの問題を解かせています。
学校でのマーク模試対策や学年末考査もあるのでなかなか時間がとれませんが、未習範囲がある理科・地歴公民を除く英語・数学・国語はできるだけ早く終わらせる予定です。
今の時点でどれぐらい解けるかを確認し、分量・レベル・出題の癖などを本番の問題から学ぶのが目的です。
入試まで1年を切り、志望校が明確になりつつある高2生にとっては、良い刺激になっているようです。
彼を知り己を知れば百戦危うからず
共通テストまであと50週、350日。
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