令和5年度青森県立高校入試志望倍率（第2次調査）－青森県教育委員会発表

この記事は令和5年度入試（令和4年度の中3生が受ける入試）に関するものです。
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こんにちは。
2023年（令和5年）1月5日、青森県教育委員会から県内中学3年生の「進路志望状況第2次調査」の結果が発表されました。
調査は2022年12月13日現在で行われたもので、各高校の志望者数と志望倍率が出ています。
その概要をお知らせします。

県立過去最低0.98倍、私立最高0.53倍

↑ 1月6日付デーリー東北の見出しがこれです。
県立高校の志望倍率は0.98倍（前年比－0.02）で、調査開始（1976年）以降の最低となったとのことです。
確かに軒並み1倍を割る高校・学科が見られますが、進学校や人気学科では依然として安心できない倍率になっているところもあります。

八戸西高普通科 1.20倍、八戸工業高電子科 1.31倍

当塾の塾生が主に志望する三八地区の高校では、「八戸工業・電子」の1.32倍が最も高くなっています。
進学校では、「八戸西・普通」の1.20倍が目立ちます。
その他、1倍以上のところは、「八戸・普通」（1.08倍）、「八戸東・普通」（1.10倍）、「八戸西・スポーツ科学」（1.05倍）、「八戸工業・電気」（1.00倍）です。

第1次調査（11月）からの推移

第1次調査で倍率が高かった「八戸・普通」（1.16倍→1.08倍）、「八戸東・普通」（1.32倍→1.10倍）、「八戸西・スポーツ科学」（1.28倍→1.05倍）などは、受験生が回避した傾向が見られます。
一方で、「八戸西・普通」（1.24倍→1.20倍）は微減に留まっています。

難しいのは八戸工業で、第1次調査で1倍を大きく超えた「機械」、「建築」、「材料技術」が逆に1倍を割る一方、「電子」は 1.20倍 から 1.31倍 へさらに増えています。
過去の例を見ると、第2次調査のあとも学科間の志望者数はまだ変化します。
各学科の最終出願倍率は、正直なところまったく読めない状況です。

1倍を切った学校・学科も要注意

今回の結果を見て、「倍率が低い」とか、「1倍を割っている」からといって安心してはいけません。
第2次調査は12月13日時点のもので、三者面談を経て行われているものですが、前述のとおり、最終出願までは各学校・各学科間で毎年かなりの変動があります。

今年度＋過去3年度の第1次調査・第2次調査・最終出願状況をまとめました。
2020年度の「八戸北・普通」のように、第1次調査から最終出願まで高倍率で推移し、最終出願でさらに倍率が上がるということもあります。
八戸工業などは学科ごとに募集するため定員が少なく（各35人の6学科）、倍率が変動しやすくなります。
第二志望学科も慎重に選ぶ必要があるかもしれません。

また、定員割れの場合でも無条件で全員合格というわけではなく、高校が求める水準を満たせずに不合格になったケースも実際にあります。

そして何より、高校に入ったあとのことを考えてほしいと思っています。
高校入試はゴールではなくスタートです。
自分の夢や目標に近づくために、また高校生活を有利に進め、充実したものにするために、ぎりぎりで受かるのではなく、入試の時点でその高校の上位4分の1ぐらいにいられるようにと、中3生には話をしています。

第2次調査の結果（八戸市内の県立高校）

最終出願状況の発表は2月下旬

最終出願状況（最終倍率）は、例年2月下旬に発表されています。
昨年度は、2022年2月22日でした。

青森県立高校入試日まであと60日

令和5年度の青森県立高校入試は、2023年3月7日（火）に行われます。
あと60日です。
受験生のみなさん、第一志望合格を勝ち取るため頑張りましょう。