2025.01.10
青森県高校入試情報
こんにちは、勉強ナビです。
2025年(令和7年)1月9日、青森県教育委員会から「令和7年3月中学校等卒業予定者の進路志望状況(第2次調査)」の結果が発表されました。
調査は2024年12月12日現在で行われたもので、各高校の志望者数と志望倍率が出ています。
その概要をお知らせします。
本記事は、「令和7年度入試」に関するものです。
「令和7年度入試」は令和7年度の入学者を選抜する試験であり、令和6年度の中3生が受験するものです。
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当塾の塾生が主に志望する三八地区の高校では、「八戸工業・土木」の1.54倍が最も高くなっています。
同じく八戸工業の「電子」が1.37倍、「機械」が1.26倍、「八戸西・スポーツ科学」が1.23倍と続きます。
第1次調査では八戸工業の倍率の高さが目立ちましたが、第2次調査でも高倍率で推移しています。一方で、八・北・東・西のいわゆる進学校は、1.0倍台のところが多くなっています。ちょっと今までにはなかった傾向です。
以下、(○○倍→✕✕倍)は、(第1次調査の倍率→第2次調査の倍率)を表します。
「八戸・普通」(1.05倍→1.04倍)は、第1次調査から2名減。昨年度第2次調査の1.10倍よりも低くなりました。
過去2年、最終倍率も1.0倍台で少数精鋭の勝負という感じでしょうか。
「八戸東・普通」(1.14倍→1.02倍)は第1次調査から23名減。ここまで減るとは予想していませんでした。
ただ、当教室の中3生では東高志望者が最も多い(実は過半数!)ので、入試まで気を緩めないように頑張ってもらいます。
「八戸東・表現」(0.70倍→0.70倍)は第1次調査から変わらず。
ここを第1志望にしている受験生は志あってのことと思います。
東高の勉強についていけるしっかりした基礎力をつけるため、3月の入試まで頑張りましょう。
「八戸北・普通」(1.16倍→1.05倍)は第1次調査から21名減。東高の普通科と同様、予想以上に減りました。
昨年の当ブログ(https://juku.educreation.co.jp/high-exam-information/8417/)でも記していますが、なぜか第2次調査から最終出願にかけて、志望者数の変動が大きいのが北高の特徴です。
昨年度は第2次調査197人→最終出願220人、2年前は237人→253人、3年前は242人→252人、4年前は235人→261人と、毎年最終的に志望者がかなり増えているので要注意です。
「八戸西・普通」(1.07倍→1.07倍)は変わらず、「八戸西・スポーツ科学」(1.58倍→1.23倍)は14人減。
ここ数年1.2倍前後になる普通科は、上がると思っていましたが変わらずでした。
スポーツ科学科は第1次調査の倍率が高く、志望校を変えた受験生も多かったようです。
それでもスポ科は人気学科。募集人員40の狭き門です。志望する受験生は頑張ってください。
ここまでの八・北・東・西の4校ですが、軒並み過去にないぐらいの低倍率です。
この時期、「倍率が低くて良かった」という声をよく聞きますが、安心してはいけません。
1倍を超えていれば必ず、不合格になる受験生が出ます。
1倍を超えていなくても、高校が求める基準を満たしていなければ合格できません。
油断せずに、入試までやるべきことをきちんとやって備えましょう。
今年度、最も倍率が高いのが「八戸工業」です。
6学科合計で募集人員は210(各学科35)。
志望者数は第1次調査の276人(1.33倍)から、第2次調査の256人(1.22倍)へ20人減りましたが、依然として高倍率です。
学科ごとにみると、第1次調査では「材料技術」の1.40倍が最高でしたが、第2次調査では「土木」が1.54倍になりました。
以下、「電子」1.37倍、「機械」1.26倍、「建築」1.20倍、「材料技術」1.14倍と、5学科で1倍を大きく超えています。
「電気」は0.80倍ですが、学科間でかなりの変動が認められ、「電気」が低かったのはたまたまで、特に人気がないとかそういうことではないように思います。
いずれにしても、第1志望学科で合格できる点数をとることが必要です。
第2志望での合格など考えてはいけません。
3月まで、ラストスパートです。
「八戸水産・海洋生産」(1.03倍)と「八戸商業・情報処理」(1.03倍)は、ともに1倍を超えました。
これらの受験生も、第1志望学科での合格を目指して、とるべき問題を確実にとる、という勉強が必要です。
過去の例を見ると、第2次調査の後も各高校・学科ごとの志望者数はまだ変化します。
北高については前述のとおりですが、それ以外の学校もかなり変化します。
最終出願倍率は、正直なところまだまだ読めない状況です。
今回の結果を見て、「倍率が低い」とか、「1倍を割っている」からといって安心してはいけません。
第2次調査は12月12日時点のもので、三者面談を経て行われているはずのものですが、前述のとおり、最終出願までは各学校・各学科間で毎年かなりの変動があります。
また、最終的に定員割れした場合でも、無条件で全員合格というわけではなく、高校が求める水準を満たせずに不合格になったケースも実際にあります。
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何より、高校に入ったあとのことを考えてほしいと思っています。
高校入試はゴールではなくスタートです。
自分の夢や目標に近づくために、また高校生活を有利に進め、充実したものにするために、ぎりぎりで受かるのではなく、入試の時点でその高校の上位4分の1ぐらいにいられるようにと、中3生には話をしています。
最終出願状況(最終倍率)は、例年2月20日前後に発表されています。
昨年度は、2024年2月20日でした。
令和7年度の青森県立高校入試は、2025年3月6日(火)に行われます。
あと55日(7週間と6日)です。
受験生のみなさん、第一志望合格を勝ち取るため頑張りましょう。
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