2020.03.12
塾長からのメッセージ
こんにちは、塾長の中嶋です。塾生の自己採点の結果もある程度集まりましたので、今回の青森県立高校入試を振り返りたいと思います。また、来年度に向けての対策についてお伝えしたいと思います。
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取り組みやすい問題が多く、基本問題を確実に正答できる力が必要でした。また教科によっては問題数が多くなりスピードも求められる結果となりました。昨年度と同様に国語力を求められ、5教科で問題の意味をきちんと把握して解く必要がありました。
入試が終わったら、次の学年(中学2年生)は入試の勉強をスタートしましょう。早めからの勉強をお勧めします。そして、全学年に言えることは内申点を確保しましょう。理由は入試問題が簡単になると入試での点数の幅は少なくなります。そうすると内申点の点数が合格を左右する割合が大きくなるからです。内申点は定期テストの結果と普段の授業の取組みや宿題の提出など学校生活全体を評価されます。やはり定期テストはとても大切にですね。また今回は国語と英語の問題がとても取組みやすかったと思います。語学である国語と英語が苦手な方は急に成績アップが見込めない教科ですので、早めの勉強をお勧めします。そして実力テストで早期に点数がとれるように、実力テストの対策も必要です。
長文問題の大問4と5は比較的に読みやすい内容でした。また記述量が減少しました。大問1と3で配点が1点変化しましたが、大きな出題形式に変化はありませんでした。放送による検査では「折り紙」についての発表を資料を見ながら聞き、内容や発表の仕方を捉える力、聞き取った内容から必要な情報を選び、まとめる力が問われるものでした。大問6の作文では、意見文から情報を的確に読み取り、条件に即して自分の件を適切に表現する問題で、「美しい」と「きれいだ」の違いについて意見を書くという少し難易度が高い問題でした。国語が得意な方は比較的高得点が狙える問題だったと思います。
まずは語彙力をつけましょう。言葉の意味がわかっていないと長文の読解では正答率が低くなります。わからない語彙は調べる、そして覚える、使えるようにする意識を持ちましょう。古典は古文、漢文が毎年順番に出題されています。今年度は予想通り漢文でしたので、来年度は古文を重点に勉強しましょう。国語は急に成績はあがりません、長期的な視野で勉強することが必要ですので、長文読解が苦手な方は今から勉強をスタートです。記述式の問題も数多くこなしていきましょう。
出題形式に変化はなく、大問4の英作文は取組みやすかったと思います。大問1の放送による検査では、絵の説明、外国語指導助手の話、友人同士の対話を正確に聞き取り、質問に対して適切に応じる力や、外国語指導助手の話と質問を聞き取り、自分の考えを英語で書く力をみる問題で、英語で書く問題が難しかったと思います。長文の読解では、大問4、5も例年より読みやすい内容でした。英語が苦手な方とそれ以外の方で大きく点数の差が生じることになったと思います。英語が苦手な方は早期に長文読解のトレーニングが必要だと痛感しました。
全体的に取り組みやすい問題でした。英語が苦手な方は、平均点以上をとれる力をつけることが必要です。特に文法より長文読解の力を早期につける勉強を行いましょう。そのためにはまずは英単語です英単語は日々に積み重ねとなります。今からでも学校の教科書の単語や熟語からでもいいので復習や先取り学習をお勧めします。また長文読解のトレーニングも早くから取り組むことをお勧めします。
出題形式に変化はなく、小問数が増加しました。計算のスピード力と、正確性がとても重要視された感じです。全体的に問題は取組みやすい問題で応用問題もさほど難しくない内容でした。大問4では棒部線のグラフをもとにして、2次関数の変域や与えられた条件を満たす放物線上の点の座標などを求める問題。関数や図形、数と式についての知識や技能を用いて総合的に思考・判断・表現し、数学的に処理する力をみる問題でした。大問5は水そうに水を入れたとき、水を入れ始めてからの時間と水面の高さとの関係について、与えられた図や条件から、それぞれの底面上における水面の高さが変化する様子に規則性を見出し、表やグラフに表現する問題でした。同じような問題をトレーニングしていた方にはさほど難しくない問題です。100点や90点以上の方が多く出たと思います。
まずは、問1の問題で8割以上正解できる力をつけることです。特に(1)は絶対にミスのできない問題です。そして小問数が増えたこともあり、計算のスピードアップも必要となるので、計算問題のトレーニングを数学が苦手な方は早期に取り組みをスタートさせましょう。また連立方程式の文章題、一次関数と二次関数の複合問題など、関数にかかわる多くの問題に触れることもおすすめします。
出題形式、問題数に大きな変化はなかったです。大問1の世界の地理では、地図を活用する力、アフリカ州の多くの国々でヨーロッパ州の言語が公用語として使われている理由について問われた問題がでました。今年、アジアか南米が出ると予想した塾長でしたが、見事に外れました。歴史では大問3で古代、近世の歴史上の人物が果たした役割などを、時代的背景と関連付けて捉える力を問われました。関連性を意識した問題がありましたので、つなげて覚える勉強方法を今後お勧めします。大問4は近代の日本の政治を時間的な流れに即して捉える力や、開国後の貿易相手国の変化について資料を活用して、米国の割合が減少している理由を適切に表現する力が問われました。大問5の公民は、基本的人権についての理解や、直接請求権について与えられた条件に即して思考・判断する力、環境権についての資料を活用して、適切に表現する力が問われました。大問6は、市場経済の基本的な考え方についての理解や少子高齢化と社会保障との関連いついて思考・判断する力をみる問題が問われました。大問7の複合問題はトルコが出ました。トルコと日本の関係についてまとめた資料から社会事象についての理解や文章を読んで判断する力が問われました。
まずは地理と歴史はすぐに復習できます。一問一答形式の問題で重要語句を繰り返し復習することをお勧めします。特に歴史は知識を入れて、忘れない対策が必要です。繰り返しの復習を習慣化する勉強方法を取り入れましょう。また問題になれるということでは、実力テストに出ている問題をトレーニングする必要があります。応用力問題にも早期に取り組みを開始しましょう。
出題形式に変化はないが、計算問題が増加。また知識が入っていないと解けない問題が多かった。大問1は生物、地学の小問集合。顕微鏡の操作、感覚器官と刺激の伝わり方、地震の減少面および初期微動継続時間と震源までの距離との関係、月の運動と見え方について、総合的な知識や理解、数値を的確にこなす力が問われた問題。大問2は化学、物理の小問集合。酸化銀の分解と化学反応式、薄い塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和と塩、ばねに加える力の大きさとばねの伸びの関係、斜面上の台車に働く重力の分解と運動の様子について、総合的な知識や理解、作図する技能、数値を的確に処理する力をみる問題がでた。大問3は植物の根を用いた実験。大問4は水溶液の実験で物質の溶解など。大問5は電気回路の実験。大問6は雲の発生の実験。ということで実験の問題が多くを占めた。
一問一答形式の問題で重要語句を早めに知識として入れることをお勧めします。また、中学1年、2年の復習はすぐにできるので、実験に関する問題を多く解くことをお勧めします。入試出題の予想がなかなか難しく、単元を絞れないので広く勉強することが必要です。化学や物理などは計算問題が豊富にありますので、色々な問題に触れることをお勧めします。時間も要するので、早めから受験勉強をスタートしましょう。
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