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【高校入試】高専入試まであと1週間! 倍率状況と残り期間ですべきこと

【高校入試】高専入試まであと1週間! 倍率状況と残り期間ですべきこと

2021.02.13

塾長からのメッセージ

今年の国立高専の入試日は2月21日(日)。いよいよあと1週間となりました。受験を目指している皆さんはしっかり準備を進めることが出来ているでしょうか。

推薦入試で半数の合格者がすでに決まっている

八戸高専には4つのコースがあり、それぞれが40名ずつの募集をしています。
そして、各コースともに合格者の半数はすでに確定してしまっています。

高専は推薦入学割合が高め

高専では4つのコースで40名。全部で160名の募集です。
そして、1月の時点でその半数の80名はすでに合格が決まっています。高専は推薦入試の募集割合が高く、それぞれのコースで50%を占めています。
つまり、1月に行われた推薦入試で全体の半数が決まっており、一般入試では総募集の半分の椅子を争うことになる、シビアな戦いとなります。

それぞれのコースの倍率は

それでは、それぞれのコースの倍率をみてみましょう。

コース募集人数志願者数志望倍率
機械システムデザインコース20341.7
電気情報工学コース20743.7
マテリアル・バイオ工学コース20653.3
環境都市・建築デザインコース20412.1
八戸高専HPより一部抜粋


上記の通りとなりました。志望倍率1.7倍~3.7倍とコースによって開きがあるようですね。
昨年と倍率の傾向は似ていますが、今年は電気情報工学コースの人気が高まっているようで、マテリアル・バイオ工学コースの倍率を逆転しています。

募集人数自体が少ないこともあり、県立高校と比べると全体的に高めの傾向になっています。

高専入試に向けて必要なこと

ここから1週間、高専の入試日までにしておきたいことには、どのようなことがあるでしょうか。
今年受験する皆さんはすでにある程度出来ていることだと思いますが、来年度以降のヒントにもしていただければと思います。

過去問のチェックは必須事項

青森県では、私立高校→高専→県立高校 の順番で入試日がやってきます。
県立高校の入試に向けて過去問演習を繰り返す人は多いと思いますが、高専に関しても過去問は避けて通れません。県立高校の問題を解く練習をしているから大丈夫だろうという気持ちで臨むと大変危険です。

高専の問題は独特

高専の問題は出題が独特です。
まず、記述解答ではなく、マーク式での解答を求められます。ここを知らずに本番へ望んだら間違いなくいきなり驚きに出会います。
また、解答方法が違うだけだから、と安易に考えていると足元をすくわれることもあり得ます。マーク解答にはマーク解答の戦略がありますので、数年分解いてその解き方に慣れましょう。

教科ごとの特徴

英語はここ2年で発音問題に変わり語彙に関する問題が出題されるようになったのが特徴の一つとして挙げられます。また、長文穴埋めでは語彙力とともに文法力も試されます。基本的な語彙はすぐに意味が出てくるレベルまで高めておきましょう。

数学は後半の大問に難問が控えます。大問1でどれだけ稼ぐことが出来るか、さらに言うといかに満点を狙えるかが勝負の分かれ目になってしまう可能性もあります。大問1の演習は確実に行い、ミスをなくする意識を高めておきましょう。それ以降の大問では、取れる問題を確実に取る、落としてはいけない問題の判断に気を付けましょう。

国語は読む文章量が多いです。大問1の漢字を除き3つの大問が現代文の文章読解です。全体で読む量は結構な長さになりますので、時間配分を含めた戦略を立てましょう。

理科・社会は大問数が多くて(それぞれ7~8題)幅広い分野が出題されます。過去問で出題分野・傾向を把握出来たら、苦手としている分野を「高校入試用教材」等で復習しましょう。

なお、教英出版さんより『国立高等専門学校入試予想問題』が発売されていますので、それを使うのもおすすめです。

敵を知ることで対策方法が見えてくる

教科ごとの特徴がわかっていれば対策はしやすいです。すでにチェック済みの点も多いと思いますが、改めて本番での戦略を練ってみてください。
逆にどんな問題・形式なのかを知らないままで闇雲に勉強し続けると効率が悪くなることが多くなりますので注意しましょう。

繰り返しになりますが、県立高校の過去問「だけ」では高専の対策はし切れていないことに注意しましょう。

残り期間の過ごし方

1週間を切った期間では、過去問や予想問題を解く以外には新しいことに手を出しすぎない方がいいです。特にここから新たに問題集を買うことはほとんどの場合で必要ありません。むしろここまでに解いてきた過去問や問題集で出来なかった部分を復習し、解き方・考え方が本当に身についているかをチェックしましょう。

生活リズムを整え体調管理を

いろいろなところで耳にするかもしれませんが、最後の1週間は生活リズムを正しくし、体調管理にも気を配らなくてはなりません。せっかく準備してきたことを当日の体調不良で棒に振るのは避けたいところです。もちろんどんなに気を付けていても体調を崩すことはあり得ますが、それでも避けられるところは意識して対策しましょう。

まだ夜型の人は就寝時間を変えましょう

入試は午前中から行われます。1時間目から脳をしっかり働かせるためには試験の数時間前に起床していなければなりません。さらに睡眠不足は集中力・思考力ともに低下させますので、睡眠時間も気にかけましょう。
ということで、もしもまだ夜型(夜中まで起きている)の生活を続けている場合にはすぐに朝方に体を慣らすようにしましょう。
出来ることすべてに万全を尽くし、本番を迎えてください。

おわりに

本番が近づいてくるにつれ、嫌でも緊張感は増してきます。それでもその中で力を発揮できるようにと準備を続けてきたのではないでしょうか。
試験当日は目の前に与えられた問題のみに全意識を集中し、自分の力を全て出し切るように取り組みましょう。


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