2020.04.12
塾長からのメッセージ
こんにちは、塾長の中嶋です。今日は入試制度について紹介したいと思います。わかっているようでわからないことが多いのではないでしょうか?
content
高校入試は、多くの子ども達にとって、人生で初めて、試験の成績によって自分の進路が決まる、一大イベントなのではないでしょうか。子ど も達にとって、初めての体験であるとともに、保護者の皆さんも、子どもの親としての立場で、高校入試を体験するのは初めてというかたも少なくないと思いま す。過度の心配をされて、自分を見失わないためにも、まず、入学選抜試験(入試制度)ではどのような評価方法で合否が決定するのかを知っておくことは重要だと思いま す。事 前に評価方法を知って、その対策を取りましょう。
募集人員の90%近くが一般選抜となります。但し、高校によって若干の上下があるので詳しくは、該当年度の募集要項を確認してください。募集要項は青森県教育委員会のホームページから簡単に確認できます。リンクはこちらです。
https://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/education/senbatsuhi.html
学力検査(国語、英語、数学、社会、理科)の得点(500点)+面接+調査票の評定。学校によっては、作文や実技検査などを加えて、総合的に合否を判定します。
群選抜方式という言葉を聞いたことはないでしょうか。(群分け方式ともいいます。)簡単にいうと、群選抜方式とは、選抜試験の成績と、調査書の内容を点数化して、各々の得点 を別々に得点順に序列化します。2つの得点ランキングの内、
・ (Ⅰ群) 試験、調査書、どちらも合格定員以内の順位である
・ (Ⅱ群) 試験、調査書、片方だけ合格定員以内の順位である
・ (Ⅲ群) どちらも合格定員以内の順位に入っていない
のように群に分けてから、後は総合的に合否を判断するという方法です。合格定員の100%を順位の区切りとしている学 校、合格定員の90%を順位の区切りとしている学校等、区切りの基準はバリエーションがあるようですが、いずれにしても、選抜試験と調査書の得点を、別々 に序列化してから群分けするのは同様です。ココまで書くと、後は想像がつきますが、Ⅰ群からまず合格者を選抜して、残りはⅡ群、Ⅲ群の順に合格者を選抜し ます。要綱には明記していませんが、Ⅲ群であれば合格は見込めないと考えた方がいいでしょう。
では評定の点数はどのようにして 決まるのでしょうか?
9教科 ×5段階評価×3年間=9×5×3=135点となるのです。
つまり、乱暴な見方をすれば、中学時代3年間の通信簿の評定そのままが、調査書の評定の点数になっています。中1、中2は3学期の学期末の通知表の点数が内申点と考えて良いでしょう。つまり、中1の時の通信 簿の評定が、そのまま高校受験の合否に直結しているということになります。あなたがもし中学2年生 であれば、135 点の内の中学校1学年の45点満点の分は、既に評価が出てしまったということになります。また、中3の夏からどれだけ勉強をがんばっても、1、2学年の 90点分 は採点済みということになるわけです。そう考えると、中1、中2の成績がどれだけ重要かお解りいただけると思います。
全募集人員の10%から50%の範囲内で各高校が定めます。毎年夏休み前に発表されています。
一般選抜と同じ選抜資料をもとに、各高校および学科の特色に応じて選抜資料の配点などを一般選抜とは別に定めます。高校によって基準が異なりますので、確認が必要です。
一般選抜枠と特色化選抜枠のどちらの合否判定を先に行うかは、各高校で定められています。
合格発表は、一般選抜と特色化選抜を分けずに、一緒に発表されます。どちらの選抜で合格したかは、合格者発表後、各高校に対して文書による開示請求手続きを行うことで知る事ができます。
入学者選抜の合格者が募集人(定員)に満たさない高校・学科などにおいて実施されます。
学力検査(5教科まとめて50分)、調査書(入学者選抜の場合と同じ)、面接を基本とし、各高校が必要に応じて作文、実技検査などを加えて、総合的に合否を判断します。
令和2年度の青森県立高校入試は比較的取り組みやすい問題でした。まだ平均点は公表されていませんが、昨年度の過去10年で最低の平均点からは大きく点数アップが予想されます。入試の問題が簡単になると、内申点(調査書)がとても重要になってくると私は考えています。よって、中学1年生からしっかりとテストで点数をとることが大切です。1回1回のテストの取組みが高校入試の準備になっていることを保護者の皆さんに知って欲しいです。
令和2年度の高校入試問題について過去の私の記事もぜひ参考にしてください。
●八戸市の下長、類家(青葉)にある人気の学習塾、勉強ナビの詳細は公式ホームページでご確認ください。こちらをクリック!!
●ラジオ番組の内容はYouTubeからも確認できます。
チャンネルはこちらです。
関連記事
カテゴリー
月別アーカイブ