2020.12.18
塾長からのメッセージ
中学校では定期テストの結果が評定に直接影響し、それが高校入試の合否判定にも直結していました。そのため、定期テストに向けて勉強することが大切であることは皆さん意識していたと思います。
一方高校に目を向けると、大学入試では本番で点数が取れればいい、定期テストは特に関係ないという噂が飛び交っているようです。一部正しいのかもしれませんが、その流れが変わってきていることも含めて高校での定期テストの大切さに触れてみたいと思います。
大学入試の流れが大きく変わってきており、2021年度入試では青森県の弘前大学でも調査書の得点化がされる予定になっていました。他にも全国のいくつかの大学で同じような発表がされていましたが、新型コロナの影響により見送りとなった大学が多く出ました。とはいえ、これからは同じように調査書を得点化する大学が増えていくのではないかと思われます。
2022年度入試からは調査書の形式そのものが変更されることも予定されています。それに伴ってより調査書が受験に利用されやすくなるのでは、という一面もあるようです。
総合型選抜(旧AO入試)や推薦型選抜(旧推薦入試)を受験する際にも調査書の評定値は重要になります。各大学で受験資格として平均評定〇.〇以上などと指定されていることがあるためです。まずはこの評定値を超えることが絶対条件ですが、某大学における調査では設定値ぎりぎりの平均評定では合格者が0名だったことも実際にあるようです。評定値だけが合格基準ではありませんが、できるだけ高い評定値のほうが合格可能性が高い傾向になっていますので、ここでも普段からの勉強が重要であることが見えてきます。
定期テストからは少し離れてしまいますが、調査書では英検やTOEIC、漢検・数検などの資格試験への取り組み、また学業以外の学校活動や部活動への参加状況も見られることがあります。
特に英語に関する資格試験に関しては、受験しておくことで私立大学を中心に一般入試の際にも有利に働くことがありますので、積極的に受験することをおススメします。
参考までに自分が受けたいと思っている大学ではどのくらいの4技能試験のスコアがあれば優遇措置が採られるのかを確認しておくのも良いかもしれません。それぞれの大学のHP等で確認することが可能です。
学校の勉強にしっかり取り組み、学校行事にもしっかり参加し、資格試験の取得にも積極的。このように高校生活を能動的に送ることができる人が大学入試でも強さを見せる傾向にあります。必要以上に無理して取り組む必要はありませんが、毎日充実した生活を送ることが最終的には受験での結果にもつながってくるのではないでしょうか。なんとなく過ぎてしまった、で毎日を終わらせないよう、やれることに一つずつ取り組んでいきましょう。
高校生活の目標は決して次への進学を目指すだけではありません。ですが、実際には専門学校や短大・大学を含めて進学を目指す人も一定数いるでしょう。高校生活を次の進学だけを目的にして過ごしてほしくはないですが、毎日しっかりとした生活を続けることが結果的に自分の将来へとつながります。貴重な高校時代、前向きに過ごす日々を目指しましょう。
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