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高校生の英語の勉強を見ていて思う 「自分で調べるということ」

高校生の英語の勉強を見ていて思う 「自分で調べるということ」

2025.01.16

日々の勉強

英語の勉強において、「自分で調べる」ことの大切さについて、特に高校生を見ていると強く感じます。英語は暗記科目だけでなく、使える言語として身につけていくことが求められるため、ただ授業や塾で教わるだけでなく、自分自身で疑問を解決し、理解を深める姿勢が必要です。しかし、残念ながらその「自分で調べる」という姿勢が弱い高校生や、調べかたがよくわかっていない高校生も多く見受けられます。今回は、そんな現状について具体的な事例を挙げながら考えてみたいと思います。

文法書を広げない高校生

英語の学習で重要なツールのひとつは文法書です。ところが、多くの高校生が授業でわからないことがあったり、問題集でつまづいたときに、文法書を開こうとはしません。分からないことがあったらすぐに友達や講師に聞く、もしくは解説を眺めて終わってしまう。それでは深い理解にはつながりません。

文法書を使って自分で調べることは、答えを探すだけでなく、調べる過程で他の関連事項にも気付き、知識を広げることにつながります。例えば「現在完了形」を調べているとき、単に用法を理解するだけでなく、過去形との違いや他の表現との比較も自然と学べます。このプロセスが大事なのです。

AIの活用のしかた

最近ではAIを使った学習も一般的になりつつあります。Google翻訳やChatGPTのようなAIツールは、とても便利である反面、使い方を間違えると学習の質を落としてしまう可能性もあります。AIに頼りすぎることで、自分で調べる過程を省略してしまうことが多くなり、結果として表面的な理解にとどまることがあります。

AIは、答えを知るための道具ではなく、知識を探るためのガイドとして使うべきです。例えば「この英文の主語は何か?」「この文の時制はなぜこうなるのか?」といった質問をAIに投げかけることで、自分の理解を深めるサポートにすることができます。AIを「教えてくれる先生」ではなく「自分で考えるための補助ツール」として活用することが、効果的な使い方です。

単語帳を使い倒さない高校生

単語帳は英語学習の基礎です。しかし、多くの高校生が単語帳を「見て覚える」ことだけに終始し、使いこなすという段階にまで至っていません。単語帳は、ただ単語の意味を暗記するだけでなく、その単語が実際にどのように使われるのかを確認し、自分でも使ってみることで本当の意味で身につけることができます。

日々の学習でわからない単語が出てきたときに、スマートフォンやPCで単語を調べて意味を書いて終わりにしている高校生が多いです。ここで、「LEAP」や「システム英単語」など、学校で配布された単語帳を引くと、入試の英文でよく出てくる意味を調べることができます。また、調べた単語に印をつけておくと後の勉強にも役立ちます。このように単語帳を使い倒すことで、単語の意味だけでなく、その重要性や使用頻度も理解しやすくなり、効率的な学習につながります。

分厚い英文法問題集を配布された高校生

高校生にはしばしば分厚い英文法問題集が配布されますが、そもそも基本的な文法事項を理解していないために、問題集の解説を読むことができていない高校生が多いという現状もあります。その分厚さに圧倒されて手をつけられずにいる生徒も少なくありません。しかし、こうした問題集をすべて解く必要はなく、効果的に活用することが重要です。

例えば、自分の苦手な分野だけをピックアップして集中的に解いたり、過去に間違えた問題だけを何度も解き直すことで、限られた時間でも大きな効果を上げることができます。また、問題集を使う際には、自分の進度を記録し、どの問題にどれだけの時間をかけたかなどを把握することで、効率的な学習計画を立てることができます。

まとめ:自分で調べるということの大切さ

「自分で調べる」ということは、単に答えを見つけるだけではなく、その過程で知識を広げ、自分の学習に対する自立性を高めることです。授業で学んだことや問題集で出会った疑問を、自分の力で解決することで得られる満足感は、次への学習への意欲を大きく高めます。

受動的な学習から能動的な学習へとシフトすることが、高校生にとっての大きな成長の一歩です。まずは文法書やAI、単語帳をうまく活用し、分からないことに直面したときに自分で調べ、解決する力を身につけましょう。そして、その知識を自分の言葉でまとめたり、実際の会話やライティングで使ってみることで、英語の学習をより充実させていきましょう。

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