2023.06.08
類家青葉校
今回は、中1の二次考査は頑張らないとまずいよ、という話です。
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一次考査の結果が出ました。中1生の皆さんはどうでしたか?
自信があってそのとおり高得点をとれた人、思いのほか(?)点数が良かった人、ミスで点数を落として順位も想定より悪かった人、テスト勉強が間に合わずに点数も伸びなかった人、いろいろいると思います。
中学に入って最初の大きなテストだったので、わからないことも多かったと思います。
でも、一回やったので次は大丈夫…… と思いたいところですが、二次考査は一次考査とはかなり性質が違います。
一言で言うと、問題が一気に難しくなるということです。
ということで、ここにデータを用意しました。
これは、中1の一次考査から五次考査まで、異なる中学校の5教科合計(500点満点)の学年平均点をさらに平均したものです。
(類家青葉校で手元にあった現中2・中3・高2の塾生が中1だったときののべ8校・学年の平均点を単純平均しました。5回の考査の平均点が揃っていないもの、現高1(中1の一次考査が中止だった)などは除いています。)
一次考査 (5月) | 二次考査 (6月) | 三次考査 (9月) | 四次考査 (11月) | 五次考査 (2月) | |
平均点(5教科500点満点) | 364.5 | 328.6 | 322.7 | 306.3 | 308.4 |
前回との差 | -35.9 | -5.9 | -16.4 | +2.1 |
何といっても目を引くのが、一次考査から二次考査にかけて平均点が35.9点下がっていることです。
一次考査では364.5点。1教科あたりの平均は72.9点。
それが二次考査では328.6点。1教科あたりの平均で65.7点。
1教科あたりで平均が約7.2点下がるのです。
理由は簡単で、二次考査は一次考査に比べて問題が難しいからです。
一次考査はそもそもどの教科も出題できる範囲が狭く、簡単な問題しか出せません。
しかし、一次考査のあと、5月下旬から6月にかけて、数学なら「正の数・負の数」の応用問題、英語ならbe動詞・一般動詞の否定文や助動詞など、学校の授業が一気に進んで、それが二次考査の範囲になります。
覚えなければならないことが増えて、応用問題もたくさん出題される、というのが二次考査です。
一次考査で「思いのほか点数が良かった人」は気をつけなければなりません。
一次考査は厳しく言えば、普通に勉強すれば正解できる問題がほとんどです。
できて当たり前、というのは言い過ぎですが、ミスが少なければ差がつかないテストです。
問題が難しくなる二次考査に向けてしっかり準備しないと、「思いのほか点数が悪くなる」かもしれません。
一次考査で「ミスで点数を落として順位も想定より悪かった人」は、逆に二次考査で大きく浮上する可能性があります。
一次考査は平均点が高く、90点台・80点台に多くの生徒が集中しています。
そこで、計算ミスやピリオドのつけ忘れなどで1点、2点、また1点、と点数を落とすと、学年順位では何十人分も下がってしまうことになります。
ただ、二次考査、三次考査、と進むと、全体の点数が下がってくるので、一次考査よりはミスの影響が小さくなり、実力がある人はそれなりに評価されるようになってきます。
とはいえ、ミスは少ないに越したことはありません。
しっかり演習量を増やして二次考査に備えたいところです。
「一次考査で点数をとれなかった人」は、おそらく学校の授業についていけていません。
上でも述べたとおり、一次考査の問題ははっきり言うと簡単なものしか出ていません。
そして、今後のことを考えると、たとえば数学なら、「第1章 正の数・負の数」の計算ができなければ、その応用問題や次の「第2章 文字の式」、さらにそれらを使って解く「第3章 方程式」、「第4章 変化と対応」(比例・反比例)と進むにつれて、できない・わからないがどんどん積み重なってしまいます。
部活で忙しい時期ですが、6月・7月のうちになんとか頑張って一次考査の範囲を固めておかなければなりません。
ちなみに、中1は三次考査・四次考査でも、二次考査ほどではないですが、平均点が下がり続けます。
データでは五次考査で2.1点だけ上昇していますが、これは誤差の範囲内。
四次考査ぐらいまででだいたい難易度は落ち着くと見て良いでしょう。
ここで、中1生本人と保護者の方にお伝えしたいことがあります。
7月に二次考査の成績票をもらって来たら、点数だけでなく学年の平均点や順位を確認してください。
答案用紙が返ってきた時点では、その点数が良いのか悪いのか、正確にはわかりません。
一次考査より点数が下がるのはむしろ当然で、その下げ幅が問題の難易度にくらべて大きいのか小さいのか、それを教科ごとに確認しなければなりません。
そのためには、学年の平均点や順位などの情報が必要です。
教科ごとに分析して、次に向けて何をどうしなければならないか、考えてみていただきたいと思います。
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