2022.03.06
類家青葉校
3月8日(2022年)の県立高校入試まで、あと2日となりました。
昨日3月5日(土)、勉強ナビ八戸下長校と八戸青葉校では「中3最終授業」を行いました。
この1年、入試に向けて一緒に頑張ってきた中3生に向けて、入試当日までの流れ、入試の心得、困ったときにどうするか、など直前に伝えておきたいことを話しました。
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3月8日(火)の県立高校入試は、最初の国語が8時45分から始まります。
したがって、その時間には頭がフル回転できる状態になっていなければなりません。
そこから逆算して、当日は何時に起きるべきか、そのためには前日に何時に寝るべきか、前日の学校が終わってからはどのように過ごすかなど、前日と当日の流れを確認しました。
前日の就寝時刻などもだいたいのところを書いてもらいましたが、緊張して眠れないということもあると思います。
眠れないときはそれでもかまわない、さすがに試験で眠くなることはないから心配しなくてよい、ということも伝えました。
また、当日は受検する各高校に、各中学校ごとに現地集合としているところが多いようです。
保護者の方に連れて行っていただく場合は、時間がどれぐらいかかるか、何時に家を出たらよいか、そのためには何時に起きる必要があるか、勉強する時間はあるか、など確認するよう話をしています。
「最終確認10箇条」として、心構えや注意すべきことを確認しました。
たとえば2時間目の英語があまりうまくいかなかったと思ったとき、その気持ちを引きずったまま3時間目の数学に突入してしまう……
これが一番良くないパターンです。
終わった教科のことは考えてもしかたがありません。
そんなことを考えている暇があったら、数学の問1問題集でも解いて「頭を数学にする」ことに集中するべきです。
3年前の平成31年度入試では、理科の平均点が47点、数学に至っては44点と、とんでもなく難しい問題が出ました。
この年度の中3生は試験後、全員「数学ができなかった」と言って青ざめて自己採点に来ていました。
ただ、自分ができていないということは、周りもできていないということです。
実際、塾生どうし自己採点の結果を交換しあって、「どうやら今年は平均点が異常に低いらしい」という結論になり、不安を抱えながらも少しだけ安心して帰っていきました。
入試はある程度メンタル勝負です。
「できた」と思ったときは、素直に「自分に力がついたからだ」と思って次に進みましょう。
1月30日の第5回全県テストではD判定をもらった塾生もいます。
しかしそこから1か月、一生懸命に勉強して、過去問演習では十分に合格できる点数をとれるようになりました。
過去のデータを見ても、直前で一気に実力をつけた塾生はたくさんいます。
ただし、慢心はいけません。
「できた」と思ったときこそ、次の教科に向けて最終確認をしたいものです。
(1)~(3)と同じようなことですが、大事なことです。
試験会場では、同じ学校、同じ学級の友だちと席が前後になることが多いと思います。
ここで、「さっきの [4] の (2) の答え、何だった?」という話をしても、百害あって一利なしです。
もし友だちにそのようなことを言われたら、「そんなことより次の教科の確認をしよう」と言ってあげるよう伝えました。
いつも言っていることですが、しつこく繰り返しました。
塾での授業や自習でも、「この問題がわかりません」と言われて、一緒に問題文をはじめから読んでいくと、「あ、そうか」と言って自分ですらすら解きはじめることがあります。
問題文を読まずして答えがでるはずがありません。
逆に、問題文をよく読みさえすれば、解けるはずの問題もあります。
近年の高校入試は、問題文が長文化し、答えを出すのに必要な情報を拾い出すのも一苦労です。
図表やグラフから必要な数字を選び出して、そこからさらに考えさせる問題も増えています。
問題文と同様、図表やグラフにもヒントが隠れています。
それを探し出すのが、問題を解くということです。
入試は制限時間との闘いです。
ひとつの問題に多くの時間をかけてはいけません。
特に、数学 [1] の (6)~(8) のあたりには、解法の糸口が見つけにくい難問が潜んでいることがあります。
普段、「 [1] は大事だ」「 [1] は全部とろう」と言っているので、解けないと焦ってしまうかもしれません。
そんなときは一旦その問題から離れて、次の問題に移るべきです。
極端な話をすれば、目標点が70点であれば、30点分の問題は ”捨てて” よいということです。
実際には、解けるはずの問題で外すこともあり、また問題の難易度にもよるので、そこまで簡単な話ではありませんが、本番ではそれぐらいの余裕を持っていたほうが良いと考えます。
いずれにしても、自分の合格のために不必要な難問に時間を割いてはいけません。
「いちおう問題はすべて見るが、自分のための問題でないと思ったら手をつけずに次に行く」で、効率よく解いてほしいと思います。
これもいつも言っていることです。
事前に見直しの時間を決めておいて、時間になったら見直しに移る。
2月以降、「得点の最大化」を意識するよう強調してきました。
たとえば数学で、後半の難しい問題を時間をかけて解いても3点か4点です。
一方、前半の簡単な計算問題でミスが2つあったら6点~8点を簡単に失ってしまいます。
見直しの時間をしっかり確保することが大事です。
これは私自身の高校入試での経験ですが、5時間目の理科の時間におなかの調子が悪くなりました。
理科は45分しかありません。
いろいろと迷いましたが、迷っている時間ももったいないと判断して、手を挙げました。
試験官に言われて教室を出ると、廊下に高校の生徒が座って待機していて、トイレまで連れて行ってくれました。
用を済ませて、またその生徒に誘導されて教室に戻り、残りの時間は全力で理科に取り組みました。
もちろんタイムロスにはなりましたが、早めに判断して手を挙げたことで最小限に食い止めることができました。
何かあったときの対応は、各高校でマニュアル化されて事前に準備されているはずです。
筆記用具を落としたときをはじめ、何かあったら遠慮せずに周りの大人に言うことで、適正に対処してもらえます。
1時間目の国語が始まる前と各教科の間の時間、何を使って何を確認するか、当日の流れに沿って全員に記入してもらいました。
15分の休憩時間には答案回収や次の教科の問題配布の時間も含まれるので、実際には勉強できる時間はほとんどないかもしれません。
それでも、事前に「ちょっとでも時間があったらこれをやる」と決めておけば、サッと出してすぐに勉強できますし、気持ちの面でも安心できます。
頭の中を次の教科に切り替える、という意味でも大事なことです。
その他、どの問題から解きはじめるか、見なおしはどこからはじめるか、など、各教科の戦略も再確認しました。
今日3月6日(日)は、勉強ナビ今年度最後の日曜開講です。
試験直前なので最終調整は塾でも家でもどちらでもよいとしていますが、中3受験生の約3分の2が通塾して現在勉強中です。
ここまで来たら、あとは体調管理とメンタルの問題です。
今まで頑張ってきた自分を信じて、そしてこれまで自分をサポートしてくれた保護者の方に感謝して、本番に臨んでほしいと思います。
最後まで徹底して得点の最大化を。
受験学年以外のみなさん、3月は苦手箇所を克服して次の学年に備えるための重要な時期です。
この機会に、勉強ナビで新年度のスタートダッシュを決めてみませんか。
保護者の方(生徒さん同席もOK)の個別説明会、体験学習は随時受付しています。
3月23日までは八戸青葉校(青葉1丁目)、3月26日以降は類家青葉校(類家3丁目)で行います。
お気軽にお問い合わせください。
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(フリーダイヤル) 0120-155-873
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