2022.11.30
ラジオ番組放送内容
2022年11月30日第444回の放送内容です。BeFMラジオを聞き逃したかたはぜひユーチューブでご覧ください。 https://www.youtube.com/channel/UCHGU-R6P1lljtZWtvZcfi1A?view_as=subscriber
今回のテーマは前回に引き続き勉強のやる気を出す方法についてご紹介したいと思います。3回にわけて紹介するので今回は2回目で「勉強のやる気を持続させる【勉強方法】を紹介したいと思います。1回目を聞き逃し方はぜひYouTubeでお聞きください。なかなかやる気を出す、継続するって大変だと思います。特にこの時期に習っている内容は難しい内容が多いので、勉強嫌いになる時期でもるので、是非お聞きください。
前回は、勉強のやる気を引き出す【環境設定】を紹介しました。
1)まずは環境づくりから
2)意志より行動が先!
3)とにかくやる、をルーティン化する
今回は、勉強のやる気を持続させる【勉強方法】を紹介します。
1)目標は細かく区切る
目標は細かく区切る
皆さんは大学受験に合格することを目標に日々勉強していますが、大学受験という遠い未来をゴールにしていると、やる気を持続させるのは難しいものです。
そこでおすすめなのが目標をスモールステップに分けること。
要するに、目標を細かく区切って、小さな成功体験を積み重ねるのです。
難易度に関係なく、自分で「やる」と決めた目標を達成すると、脳の「報酬系」という組織が活性化され、やる気がでたり幸福感を覚えたりします。
目標を細かく設定することで何百回も「報酬系」を刺激できるので、受験までの長い期間のやる気の維持に効果絶大です。
教科書や参考書の何ページから何ページまでやる、次のテストで何点取るなど、大学受験までの長い道のりを細かなステップに分けてゴールを短く設定してあげることでやる気を持続させましょう。
また、日々の成果をノートなどに記録して「見える化」することで目標を達成しやすくなるという研究結果もあります。
ぜひノートなどに今日進んだページやテストの結果などを記録することをおすすめします。
2)勉強する科目はローテーションで
また、得意科目と苦手で嫌いな科目とではどうしても勉強時間に差がつきがちです。
苦手科目があるままだと受験でも不利ですね。
そこでオススメなのが好きな科目と嫌いな科目をセットで交互に学習する方法です。
脳はいつも新しい刺激を求めています。
得意科目の勉強に疲れたら苦手科目で脳を刺激し、疲れたら再度得意科目に戻るこのやり方は脳科学的にとても効率的です。
記憶力についても複数科目をローテーションするほうが、効率が良いことがわかっています。
3)目標は周りに宣言しよう
目標を周りの友達や家族に宣言してしまうのもやる気の持続には効果的です。
心理学でパブリックコミットメントと言いますが、目標を周囲に宣言することで責任が生まれ、やる気や努力する気持ちが強まるのです。
この場合、最終目標だけでなく、その取り組みや進捗状況なども合わせて報告することでより高い効果が期待できます。
4)できる友達を真似しよう
績のいい優秀な友達の真似をするのもよいですね。
できる友達の勉強の仕方や毎日の過ごし方を真似して、自分のなかに取り入れましょう。
この方法を実践し結果を出した方は
大学院時代に目標であり憧れであった優等生の先輩がいて、食事の時間から図書館に出入りする時間まで、先輩のスケジュールに合わせたおかげで、怠けグセを克服して勉強に打ち込むことができました。
その結果、博士号取得に必要な大きな2つの試験を学年最速で終わらせることができたのです。
5)悪い未来の想像も大事
大学受験までの長い道のりの途中、気持ちが折れそうになったり、誘惑に負けそうになったりして、なかなか勉強が捗らないこともあります。
皆さんは大学に合格するポジティブな未来を思い浮かべて日々頑張っていることでしょう。
それもとても大事なことですが、やる気の持続には実は「こんな未来は嫌だ、こんな将来にはしたくない」というようなネガティブな未来のイメージがとても大事です。
「今頑張らないとネガティブな未来になってしまう」と、常に意識することでやる気を持続させるわけです。
頑張った場合の良い未来と同時に、頑張らなかった場合の悪い未来の両方を、リアルに想像できれば、つらい受験勉強を継続する原動力になるわけです。
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