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読書で学力上がる効果的な読書方法について

読書で学力上がる効果的な読書方法について

2022.11.02

ラジオ番組放送内容

2022年11月2日第440回の放送内容です。BeFMラジオを聞き逃したかたはぜひユーチューブでご覧ください。 https://www.youtube.com/channel/UCHGU-R6P1lljtZWtvZcfi1A?view_as=subscriber

テーマ

今回のテーマは前回に引き続き、読書に関するテーマとなります。
読書がいいとはよく聞きますが,
「1日どれくらい読むのがいいの?」
「音読と黙読は,どっちがいいの?」
「そもそもどうしたら本を読むようになるの?」など
いろいろと疑問はありますよね!

何事も正しい方法で,
効率よくやらないと,
思ったような効果を得られません!

子供の成長に読書がいいとは聞くものの,
ただ闇雲に読書をさせるのは,逆効果となることも・・・。

そこで,今回は,
子供の学力アップにつながる
効果的な読書の方法を紹介します。
読書で学力上がる効果的な読書方法について紹介します。小学生から中学生の保護者の方には聞いていただきたい内容です。

内容

読書するとどんなメリットがあるの?

一言で言うと,「頭が良くなり,成績も上がる」ということです。

脳科学者の第一人者である、東北大学の川島隆太先生も,

「読書には,脳の広範囲な活性化だけでなく,脳のつくりや脳の発達成長度合いまでを変える力がある」と言っています。

また,読書をすることで,

言語能力が付く

集中力が付く

想像力が付く

人の気持ちが分かるようになる

ストレス解消になる

など,

様々な効果があるといわれています。

これらの効果から,読書をすることで,自ずと成績も良くなっていきます。

■一日どれくらい読書するのが効果的なの?

「とにかく長く読書をすればいいのか」というと,そうともいえません。

どうしてかというと,読書時間を長くするということは,

その分,勉強や睡眠などの他の時間を奪ってしまうことにもなるからです。

東北大学の川島隆太先生の調査結果では,

読書を全くしない子供の成績が最も低く,

そこから,1日の読書時間が1時間から2時間までは,

読書時間が長くなるほど成績が高くなっています。

一方,2時間以上読書する子供は,

1時間から2時間までの子供よりも

成績が落ちているという結果となっています。

また,1日の平均勉強時間が30分から2時間まで,

かつ,睡眠時間が6時間から8時間までの子供を対象に,

1日の平均読書時間と成績の関係を調査した結果,

1日の読書時間が長い子供ほど,成績が良いという結果となりました。

この結果から,

読書は多ければ多いほど

成績アップを期待することができますが,

読書時間を確保するために,

睡眠や勉強時間を削ってしまうと,

成績の低下につながるといえそうです。

つまり,読書時間は,

「学習や睡眠とのバランス」を考えることが大切だということです。

ですので,まずは,「1日30分から1時間の読書」を習慣にしてみるのがいいかもしれませんね。

できれば,脳に悪影響があるといわれている

テレビやゲームの時間を減らして,読書するのが効果的です。

ちなみに,川島先生の本の中には,

「小学生は勉強を2時間やるより,勉強1時間+読書1時間がベスト」

と書いてあります。

小学生のうちはたくさん勉強させるよりも,

たくさん読書をして幅広い知識や視野を身につけたり,

豊かな感受性を養ったりした方が学力に結びつくこともあるからです。

■どんな読み方が効果的なの?

文章を読む方法には,大きく分けて,声を出さずに読む「黙読」と声を出して読む「音読」があります。

この2つの大きな違いは,

黙読の場合には,無意識のうちに,読み飛ばしや流し読みをしてしまいがち

それに対し,音読の場合には,書かれている文章をくまなく読むことができるということです。そのため,音読をすることで,大切なセンテンスを読み飛ばすこともなく,

黙読に比べて,読んでいる文章を理解しやすくなる

という特徴があります。

また,音読と黙読を比べると,

音読の方が脳を活性化する効果を期待することができます。

そのため,

脳トレとしての効果を期待するなら,

断然,音読がおすすめです。

ただ,音読は,長時間の読書には向いていません。

10分音読するのは,結構しんどいです。

また,音読は,家の中でしかできないという弱点もあります。

そこで,おすすめなのが,「勉強前の短時間の音読」です。

勉強前に音読をすることで,脳が活性化しますので,勉強がはかどります。

これをやるときには,早く読むことを意識すること!

勉強前の音読は,とても効果的だと思います。

■漫画でも効果はあるの?

漫画でも,読書で得られる効果が十分に得られます!

子供が漫画の本を読むのは,決して悪いことではありません。

そのため,読書の習慣がない子供には,

漫画を通じて本に慣れるのも一つの方法だと思います。

でも,

「漫画ばかりだとちょっと・・・」

と思う方も多いと思います。

そんな方には,

歴史漫画など,学習につながる本がおすすめ!

最近は,様々なジャンルの漫画が出ていますので,

そういう本を選んであげるのもいいですね!

子供を読書好きにするにはどうしたらいいの?

子供にとって,

読書がとても大事なのは分かりました。

でも,どうしたら,

子供を読書好きにできるのでしょうか?

子供が読書好きになるには,

「本がある環境を用意すること」が大切です。

家にたくさんの本があって,親が本好きなら,

自然と子供も本を読むようになります。

また,小さい子供には,

読み聞かせをたくさんしてあげるのが効果的です。

逆に,親が本を読まず,

テレビやスマホばかり見ていると,

子供もそうなってしまう可能性が高くなります。

子供の将来のことを考えるなら,

まずは,親が本好きになることが大切です。

家族で読書の時間を作ったり,

同じ本を読んで感想を言い合ったりするのもおすすめ!

本が当たり前にあるだけでなく,

本が楽しいものと思えるようになれば,

自然と読書の習慣もついていきます!

(曲なし)

(まとめ)

子供は,読書をすることで,頭が良くなり,成績がアップします。

でも,いくら効果が高いといっても,睡眠時間を削ってまで読書するのは,逆効果!

まずは,「睡眠や勉強時間とのバランスを考える」ことが大切です!

できれば,脳に悪影響があるといわれている

テレビやゲームなどの時間を削って,

読書の時間とするのがおすすめです。

また,脳の活性化を考えると,音読がおすすめ!

特に,勉強の前に音読をすることで,勉強の効率もアップします!

子供を読書好きにするには,親が読書好きになること!

親の少しの工夫で,子供を読書好きにすることができます。

是非,試してくださいね。

以上です

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