2024.11.28
ラジオ番組放送内容
2024年11月28日第548回の放送内容です。BeFMラジオを聞き逃したかたはぜひユーチューブでご覧ください。 https://www.youtube.com/channel/UCHGU-R6P1lljtZWtvZcfi1A?view_as=subscriber
今回は新しいテーマとなります。勉強のやる気を出す方法についてご紹介したいと思います。3回にわけて紹介しようと思っています。今回は1回目で、勉強のやる気を引き出す【環境設定】について紹介します。なかなかやる気を出す、継続するって大変だと思います。特にこの時期に習っている内容は難しい内容が多いので、勉強嫌いになる時期でもるので、是非お聞きください。
はい、まずは「高校生に聞いた勉強するやる気が出ない、続かない理由・原因」について紹介します。
・スマホやテレビなど、誘惑があるとき
・苦手な教科を勉強するとき
・悩み事があるとき
・学校行事が詰まっているとき
・いろいろ頑張って工夫しても結果に繋がらないとき
・家で勉強しているとき
・部活が忙しくて疲れているとき
・お腹が空いているとき、糖分を欲しているときなど
みんながやる気が出ないのは、人それぞれの理由があります。毎日の生活では学校だけでない。なにかと予定があったり、元気がなかったりするときもある。
では、そんななかでもしっかりと勉強を進める方法は?
ここから本題ですね
勉強のやる気を引き出す【環境設定】をアドバイス
1)まずは環境づくりから
勉強しようと思っていてもなかなかやる気が出ず、そんな自分を責めてしまう。
そんなことの繰り返しに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
しかし実は、驚くべきことに人間という生き物は、それほど自分自身の意志で行動を決定しているわけではありません。
人間は環境と状況に合わせて、最小限の力でラクをして生きようとする生き物で、その限定的な選択をあたかも自分の意思決定と錯覚しているのです。
ですから勉強のやる気が出ないのは皆さんの意志が弱いからではなく、やる気を引き出す環境作りができていないということになります。
この環境作りでおすすめの方法は、勉強をするしかない状況を作り出すこと。
部屋に勉強道具以外は置かない、スマホは家族に預けるなどして遠ざける、塾や自習室、カフェなど人目がある環境に身を置くなどいろいろな方法がありますね。
また、部屋を勉強がしたくなるような空間にするのもおすすめです。
早稲田大学の斎藤らの研究によれば自分の好きな香りに囲まれているとやる気が出るという研究があります。
ですから好きな香りのアロマを焚いたり、ルームフレグランスを置いたりして、部屋を居心地のいい空間にしてみるのもいいでしょう。
勉強するしかない、勉強したくなるような環境を試行錯誤して見つけることが大切です
2)意志より行動が先!
もうひとつお伝えしたいのは、人間が行動を起こすとき、「体の動きが先で、脳の指令が後」というのが現在の科学の定説です。
脳と体なら、脳が先に指令を出すとイメージする人が多いと思いますが、科学の進歩によって、人間は体が動き、その動きに合わせて脳が考えるという順番であることが判明しています。
また、脳のやる気スイッチである「淡蒼球たんそうきゅう」と「側坐核そくざかく」を刺激するには、体を動かして行動するしかありません。
「淡蒼球」と「側坐核」と呼ばれる脳の部位が体から送られた信号を受け取って、「あ、今自分は行動しているな。
じゃあもっとガソリンを入れてあげよう」とやる気のエンジンを動かしてくれます。
ですから、やる気がなくても無理矢理勉強を始めてしまう。そうするといつの間にかやる気が出ています。
やる気は待っていても湧いてきません。
勉強しやすい環境を作って、そこでとりあえず勉強を始めてしまうことがポイントです。
3)とにかくやる、をルーティン化する
勉強のための環境作りと、まずは勉強を始めるということの重要性がわかったら、あとは勉強をルーティン化することです。
毎日、何時から何時までは必ず勉強すると決め、その時間はやる気や意志とは無関係に机に向かいます。
以前、直接うかがったのですが、作家の村上春樹さんは起床後軽くランニングをしてから朝食を食べ、その後は午前中いっぱい机に向かうというルーティンを毎日実行しているそうです。
書くことがないときでも必ず毎日実行する。
そうすると勝手に筆が進んでいくそうです。
とにかく机に向かうのが大事なのだとおっしゃっていました。
以上です。
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