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学習態度が成績に入らなくなる? 塾講師が考えるこれからの評価と学び

学習態度が成績に入らなくなる? 塾講師が考えるこれからの評価と学び

2025.07.15

日々の勉強

こんにちは、勉強ナビです。

文部科学省が発表した「次期学習指導要領」の方針案において、これまで成績(評定)の一部として扱われていた「主体的に学習に取り組む態度」を、今後は評定の対象から外す方向で検討しているとの報道がありました。

中学生の皆さん、そして保護者の皆さまにとっては「え、通知表の評価が変わるの?」と驚かれる内容かもしれません。今回は、塾の立場からこのニュースをどう捉えるか、そして今後の学習にどう向き合っていくべきかをお話しします。

「態度」が成績から外れる?評価の仕組みをおさらい

現在の学校の成績(通知表の評定)は、教科ごとに次の3つの観点から総合的に判断されます。

● 知識・技能
● 思考・判断・表現
● 主体的に学習に取り組む態度

このうち、今回議論の対象になっているのが3番目の「学習態度」です。授業への取り組み方、宿題の提出、ノートの丁寧さ、発言の意欲などが見られるポイントで、多くの先生がこの観点を通知表に反映させてきました。

なぜ「態度」が成績に入らなくなるのか

文科省が検討を進めている背景には、以下のような問題があります。

● 評価が主観的で、教師によってばらつきが出やすい
● ノート提出や挙手の回数など、形式的な部分で判断される傾向がある
● 生徒や保護者が「なぜこの評価なのか」が分かりづらい
● 教員の業務負担が大きい

「やる気があるように見せれば成績が上がる」という評価の仕組みそのものに、課題があったというわけです。

「態度」は成績に入らなくても、無意味ではない

ここで注意したいのは、「学習態度が大事でなくなった」という話ではまったくないということです。あくまで成績(通知表)に直接反映させるのはやめようというだけで、学校教育の中でも「学習に向かう姿勢」は引き続き大切にされる観点です。

実際、私たち塾での指導でも、

● 自分から質問する生徒
● コツコツ宿題をやってくる生徒
● 授業中に集中して取り組む生徒

こういった「勉強に向かう姿勢」がしっかりしている生徒は、例外なく伸びます。

塾の視点 「やっている姿勢」は数字よりも大事

今回の報道を受けて、ある種の安心感を持つ中学生もいるかもしれません。

「ノート出さなくても成績下がらないならいいじゃん」
「提出物出さなくても平気なのかな」

でも、これらは大きな誤解です。

定期テストの点数を上げるには、「提出物を出すかどうか」ではなく、「きちんと学習に向き合っているかどうか」がすべてです。ノート提出がなくても、ワークや問題集を繰り返し演習する生徒の方が高得点を取ります。

塾では、成績に入るかどうかに関係なく、「やっている姿勢」そのものを見逃しません。

保護者の皆さまへ 今後ますます求められるのは「学びの自律性」

通知表の評価項目が変わっても、「学ぶ力」はこれからの入試・高校生活・大学進学においてますます重要になります。

塾では、

● 単なる点数アップだけでなく、
● 自ら課題を見つけ、
● 計画を立てて取り組む力

を育てていきます。

保護者の皆さまにおかれましても、ぜひ「評価されるからやる」ではなく、「なぜやるのか」「何のために学ぶのか」といった問いかけを、ご家庭でも意識していただければと思います。

まとめ

通知表の仕組みが変わっても、勉強に向き合う姿勢は変えてはいけません。目の前の評価に左右されるのではなく、もっと長い目で見て「本当に必要な力」を身につける学びを、私たちは今後も支えていきます。


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