中学生の勉強のやり方 入試の勉強法

2019年09月21日

中学3年生の冬休み前までの勉強やり方について

中学3年生の冬休み前までの勉強やり方について

県立入試まで残り半年ほどとなりました。残っている学校行事は文化祭くらいですね。
さて、入試モードへのスイッチは入っていますでしょうか。また、周りの人たちはどうでしょうかね。早めに入試モードに突入しておくと焦らず着実にステップアップできますよ。
友達はまだ入試モードに突入してないからいいや、というような余計な合わせは要りません。
そこで、冬休み前までの勉強について書いていきます。
一番のポイントは、「基礎的な問題+ちょっとした応用問題」に習熟することです。なぜなら、基本問題は点数がとりやすくここを落とすと他の人と差ができてしまいます。また、ちょっとした応用問題も基本事項をもとに少し頭を働かせれば解けるので、できたときの達成感を得やすいです。
難問は解ければ他の人と大きく差を付けられますが、理解するのに時間がかかるうえにそもそも基礎力がなければ一旦理解したとしてもすぐ忘れてしまいます。入試過去問も範囲が中3までの全範囲になっているうえ、難易度も高いので今やってしまうと自信喪失につながるのでやらないでください。(塾では冬休み明け以降に入試過去問対策に入ります。)
すなわち、冬休み前は基礎的な問題+ちょっとした応用問題に取り組むのがベストです。

各教科のポイントを整理してみました。
☆国語
点数上げるのには時間がかかる教科です。しかし、国語はすべての科目で必要であるので、超重要科目です。たとえば、数学の複雑な文章問題は、読解力がないと数学が得意な人でも??になってしまうかもしれません。さらには、他教科の記述問題にも関わってきます。
長文問題は数を多くこなして慣れるしかありません。なので、早めに取り組むことをすすめます。1日1題でもいいです。人間には学習能力がありますから、多くの文章に接しているうちにどこの部分が重要か、筆者は結局何を言いたいのかわかってきます。もちろん、時間配分を意識してやること。1つの文章あたり10分くらいを目安にしましょう。余裕がある人は読んだ文章の要約をしてみるといいでしょう。文章の核となる部分をまとめることで、文の本質が見えてきます。
また、このような要約力をつけると、学校の授業の説明に対して、どこが特に大事なのかも理解できるようになり、授業自体の理解度もUPするはずです。
古文の歴史的仮名遣いや漢文の返り点は、基本的事項で頻出です。

☆数学
大問1の勉強が極めて重要。基本問題だけで40点ほどあります。塾では大問1の対策教材を配付しているので、それも活用してぜひ満点を取れるくらいまで基礎力を付けてほしいです。逆にここができないと数学で高得点は不可能です(下手したら平均点以下もあり得ます)。それから、図形の証明問題と関数は必ず出ます。この2つの解き方は優先的に習得すること。関数は利用問題が出ることが多いですが、直線の式の求め方などの基礎がわかっていればおおむね大丈夫です。また、間違えた問題は解き直ししましょう。似たような考え方を使って解く問題はけっこうでてきます。答えを出すまでのプロセスを意識し、解き方の思考回路を作り上げましょう。

☆英語
5教科の中では勉強するのに困難を感じやすい教科です。なぜなら、中1~中3までの知識がまんべんなく必要になるからです。単語も文法も総動員して解かなければなりません。また、長文に関しては学校であまり対策をしないので、塾では英語長文の教材を使い、10分を目安に解く訓練をしています。長文を解いた後で大事なのは、わからなかった単語を調べる・日本語訳を確認することです。重要単語は長文で登場する頻度が高いです。単語の意味が分からなければ読み進めていくときに支障が出てくるので必ず意味は調べるようにしましょう。日本語訳では、自分の訳と正しい訳が合っていたかを確かめる意味で必須です。特に1文が長い英文がどういう訳になるのかをチェックすることは、和訳力の向上にもつながってきます。

☆社会
暗記科目なので点数を上げやすい教科です。歴史や公民は覚える言葉が多いので社会が苦手な人は整理が必要です。歴史は時代ごとに教科書を読み直して問題を解く、この単純な勉強法をするだけでもだいぶ効果的です。教科書を読んで自分なりにノートに重要事項をまとめるとより分かりやすくなります。誰が何をしたのかはセットで覚えると得です。例えば、聖徳太子は「推古天皇の摂政」「十七条の憲法」「冠位十二階」というふうに。そして、それぞれの語句の意味も併せて押さえましょう。年号は後回しでも構わないです。最初のうちはどの時代のことかぐらいでも大丈夫です。覚えやすい年号を発見したら、それを基準に前の出来事なのか後の出来事かを判別することも可能になります。公民は、紛らわしい言葉が多く、ふだんニュースで聞く言葉もあるかもしれませんが中学生にとってはなじみが薄いところが多いです。公民も歴史同様、教科書を読んで、読んだ箇所の問題を解く、そういうインプット・アウトプットが大事です。地理は教科書を読むというよりは、問題を解き、わからなかったところを確認するで大丈夫です。

☆理科
こちらも社会と同じく点数を上げやすい科目です。ただし、いろいろな分野があります。そのため、人によって好き・嫌いの分野ができやすいです。入試ではどの分野が出るのかわかりませんので、苦手なところも早めに復習しましょう。特に、計算問題は多くの人が苦手意識を持っています。忘れている公式があったら確認し、数値を公式に当てはめて計算できるようになるまで練習をしてください。
語句については社会と同じく教科書読んで問題を解きましょう。

◎まとめ
「基礎的な問題+ちょっとした応用問題」を中心にがんばっていきましょう。また、各教科はそれぞれ特徴がありますが、ほとんどに共通して言えるのは覚えたつもりにならないでくださいということです。本当の「覚えた」というのは、必要な時に必要な知識を取り出せるレベルです。これを踏まえて勉強していきましょう。

旧ブログ 旧お知らせ